
KTLA
またもプラスチック系化学工場での事故
最近は、石油やガス関係のエネルギー系工場での火災や爆発事故が連続して起きていますが、アメリカで、それとは別に、
「プラスチック系工場での事故や火災」
も続発しています。
5月10日には、テネシー州のプラスチック・リサイクル工場で大規模な火災が発生(翻訳記事)し、2024年には、ジョージア州の化学工場で爆発が発生(翻訳記事)しています。
そして、昨日 5月22日、カリフォルニア州のガーデングローブという街にある化学工場から「有害物質が漏れ出す」という事故が発表されています。
この有害物質というのが「メタクリル酸メチル」というもので、これがまた「アクリル樹脂の原料」である石油由来の物質であり、ただでさえ、プラスチック系の材料が少なくなっている中、またも、その関係の事故が起きたことになります。
また、このメタクリル酸メチルというのは、「第4類危険物 第1石油類」に該当する、いわゆる危険物質で、高い揮発性と爆発性を持つもののようです。
住友化学の安全データシートなどによると、
・揮発性: 常温でも容易に蒸発し、空気と混ざって爆発性混合ガスを生成。蒸気は空気より重いため、低い場所に滞留しやすい性質がある。
・爆発性: 引火性が非常に高く、静電気や火花で簡単に引火する。さらに、加熱されたり異物が混入したりすると激しく重合反応を起こし、容器が破裂・爆発する危険性がある。
というような危険物であり、これが工場から漏洩し続けているということで、大きな爆発の危険性があります。漏洩の原因はわかっていないようです(報じられていない)。
周辺住民には避難命令が出され、周辺の学校はすべて無期限の休校となっていると報じられています。メタクリル酸メチルの蒸気は空気より重いため、爆発が起きる場合、低位置で発生しやすいかもしれません。
同じような事故が続きますが、カリフォルニア州の今回の漏洩事故に関しての報道です。
ガーデングローブの有毒工場から化学物質が漏れ出し、爆発の恐れがある時限爆弾状態となっている
Ticking time bomb as toxic plant in Garden Grove leaking chemicals may explode
NY Post 2026/05/22

当局は、ガーデングローブ上空に有毒化学物質を漏出させている巨大なタンクが爆発の危険にさらされていると警告した。
カリフォルニア州ガーデングローブ上空に有毒化学物質を漏出させている巨大なタンクが爆発の危険にさらされていると、当局は恐ろしい最新情報を発表した。
オレンジ郡消防局は金曜日 (5月22日)、木曜日に発生して以来、地域住民の大規模避難を余儀なくさせている危険なガス漏れについて説明会を行った。
「他に適切な言葉が見つからないのですが、我々のタンクはまさに危機的状況にあります」と、OCFA(オレンジ郡消防局)のクレイグ・コーヴィー部長は発表の中で述べた。
「残された選択肢は文字通り 2つしかありません。1つは、タンクが故障して、その地域の駐車場に合計約 6,000~ 7,000ガロンの非常に有害な化学物質が流出することです」と彼は続けた。
「あるいは 2つ目は、タンクが熱暴走を起こして爆発し、周囲の化学物質が入っているタンクにも影響が及ぶというシナリオです」

消防士たちが危険区域付近に待機している。
ABC 7の報道によると、ウェスタン通りとランプソン通りの交差点にある GKN エアロスペース工場でのこの漏洩事故により、近隣住民数千人と複数の学校に避難命令が出された。
オレンジ郡消防局(OCFA)によると、木曜日、消防隊員は、プラスチックや製造業で使用される工業用化学物質であるメタクリル酸メチルを含む 3万4000ガロンのタンクからの蒸気放出に対応した。
オレンジ郡消防局(OCFA)によると、当局は当初避難命令を解除したが、金曜日にトラスク通りの北、ボールロードの南、バレービュー通りの東、デール通りの西の地域を対象に避難命令を再発令した。
ガーデングローブ統一学区は、管轄区域内の十数校を当面の間休校にすると発表した。
当局によると、この混乱により州道22号線の複数の出口ランプが閉鎖され、ビーチ・ブールバード、ノット・アベニュー、バレー・ビュー・ストリートの東行きと西行きの出口は追って通知があるまで閉鎖されるという。
デレク・トラン下院議員は声明の中で、これらの化学物質を「揮発性で可燃性を持つ」と呼び、連邦緊急事態管理庁(FEMA)と環境保護庁(EPA)の職員と連絡を取り、「利用可能な連邦政府の支援を提供するよう要請している」と述べた。
