砂浜が消えて、岩だらけになったカリフォルニアのビーチ

NBC NEWS
ビーチが一夜にして消滅した
2026年9月に太平洋上で発生し、カリフォルニアやハワイなどに高波や悪天候の影響をもたらしたハリケーン「マリー」がアメリカの西海岸を襲いました。
ハリケーンそのものは、カテゴリー2で(日本の「強い」台風)、非常に強いものでもなかったのですが、カリフォルニアの沿岸に激しい高波により、南カリフォルニアの多くの美しいビーチから大量の砂が削ぎ落とされる深刻な海岸浸食が発生しました。
簡単にいえば、
「カリフォルニアの多くのビーチから砂が消えた」
のです。
岩だけになってしまったビーチが多くの場所に出現しています。
ハリケーンの後、砂のない岩肌が広がる動画が SNS などに投稿されていました。
ビーチの砂が消えた状況を説明する動画
“This entire Beach - all the Sand is gone”
Hey @grok please search any relatable articles which may explain why Californian Beaches this week have suddenly & mysteriously lost all their sand? pic.twitter.com/ySn981Pnfi
— Concerned Citizen (@BGatesIsaPyscho) September 10, 2026
ハリケーンの高波で、ここまで広範囲に「ビーチの砂が消える」というのは珍しいことですが、実際に起きていることです。
今後は、「人為的に砂浜を復旧する」という難しい作業に入らさせるを得ないようです。
とはいえ、報道等では、ビーチを完全に以前の砂浜として復旧するには、日本円で数十億円などの費用がかかるようで、簡単な話ではないようです。
いろいろなことが起きますね。
米ロサンゼルス・タイムズの報道です。
「ビーチ全体が消えた」:高波と洪水が南カリフォルニア沿岸に破壊をもたらす。これは警告だ
‘The whole beach is gone’: Big waves, flooding bring destruction to SoCal coast. It’s a warning
Los Angels Times 2026/09/09

9月8日に撮影された写真には、ダナポイントのビーチロード沿いの住宅が洪水で被害を受けている様子が写っている。
「スーパー」エルニーニョ現象による冬が南カリフォルニア沿岸にどのような被害をもたらすかを理解するには、ロングビーチ半島にある歴史的な木製の遊歩道が、これから起こることを垣間見せてくれるかもしれない。
遠く離れた太平洋で発生したハリケーン・マリーによってもたらされた数日間にわたる激しい波により、巨大なうねりが防護用の砂堤を飲み込み、防波堤を突き破ったため、遊歩道の数カ所が破壊された。
ロングビーチ消防署によると、その暴風雨により海岸沿いの住宅数軒が被害を受け、一部は浸水した。当局が嵐による建物の構造的被害の程度を調査する間、少なくとも 24軒の住宅が水曜日の朝まで避難命令の対象となった。
「砂浜がすっかりなくなってしまった」と、58歳のカルメン・ヴォードリーさんは語り、以前は自宅前の遊歩道のすぐ下に砂があったのに、今では数フィートも沈んでしまったようだと説明した。
しかし、週末に海の容赦ない猛威にさらされたのはロングビーチだけではなかった。マリブからサンディエゴにかけて、ますます脆弱になっているこの地域の海岸線は高波に襲われ、専門家はエルニーニョ現象の予測が強まり続ける中、これはこれから起こる事態のほんの一端に過ぎないかもしれないと述べている。
高波の影響で、マリブにあるニコラス・ケイジの海沿いの邸宅の私道に巨大な陥没穴ができ、31世帯が避難を余儀なくされ、地元で非常事態宣言が出された。また、ポイント・マグー付近のパシフィック・コースト・ハイウェイの一部区間も波にさらわれ、シールビーチでは海岸沿いの駐車場が浸水した。
国立気象局によると、南カリフォルニアの海岸線の大部分は、少なくとも水曜日(9月9日)の夜まで、海岸の危険や洪水に関する注意報が発令されたままであり、「夜間の高波と高潮の組み合わせ」が続くと警告している。
強いエルニーニョ現象の脅威を受け、各都市は沿岸部へのさらなる被害や洪水をもたらす可能性のある、より強力な暴風雨に備えるため、できる限りの対策を急いでいる。
ロングビーチ市の当局者らは、残っている砂堤と防波堤の強化作業を継続しており、浸水が発生した場合でも速やかに水が引くよう排水路の点検を行っていると述べた。
ベンチュラ郡では、公共事業局の職員が、脆弱な沿岸地域を特定し、強化できるかどうかを確認するためにチームを派遣していると発表した。オレンジ郡では、洪水が住宅地を脅かす場合に使用できる重要なポンプ場の改修が進められている。パシフィック・パリセーズやアルタデナなどの山火事発生地域では、当局が土石流の発生に備えている。
沿岸部のほぼすべての地域で土嚢が備蓄されている。
エルニーニョ現象が発生したからといって必ずしも嵐が発生するとは限らないものの、この気候パターンは南カリフォルニア全域で例年より雨の多い冬になる可能性を高めている。
科学者たちは、すでに海水温が上昇していることを指摘している。これにより潮位が上昇し、嵐に余分なエネルギーが供給されるため、波がさらに強くなる可能性がある。予測されているように強いエルニーニョ現象が発生すれば、この上昇した海水温がさらに高まる可能性がある。
