
赤い月
2026年8月27日から 28日にかけて、皆既月食が発生します。実際には部分日食なのですが、満月の最大 96%が地球の影に入るということで、「ほぼ皆既月食」となっています。
ただし、この月食は、日本では見られません。月食の起きる時間、月は日本から見て地平線の下にあるためです。
見られるのは以下のエリアです。北米の大部分と南米で皆既月食が観測できます。
アジアはどこも見られないですね。
2026年8月27日の皆既月食が観測できる場所

NASA、Forbes
皆既月食そのものは、わりとよく起きるもので、それ自体は珍しいものではないのですが、この 8月27日というのが、ユダヤ教でのある祭事と関係した日に近いということで、一部の人たちの間では話題になっています。
その祭事は、
「ユダヤ暦の新年に行われるラッパの祭り(ロシュ・ハシャナ)」
というものです。
この新月の日は特に重要な日と見なされているのだそうで、この日には、どんな仕事も禁じられ、そして、
「この日に、ラッパ(角笛)を吹き鳴らす」
のだそうです。(ラッパの祭り)
また、この資料には、
> ラッパの祭りは、教会の携挙を予表しています。クリスチャンたちは、ラッパの音とともに天に引き上げられます。
とも書かれています。携挙(けいきょ)というのは、キリスト教のプロテスタントにおける終末論の一つで、終わりの時にイエス・キリストが再臨する際、生きている信者や死んだ信者が天に引き上げられて、空中で主と出会うとされる出来事です。
その根拠は新約聖書「テサロニケ人への第一の手紙」にあるとされています。
テサロニケ人への第一の手紙/ 4章 16-17節
すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。
このラッパの祭りもユダヤ暦で行われますので、毎年行われる日は異なりますが、今年は 9月11日から 13日までとなります。
9月11日というのも印象的ですが、このような、ユダヤの新年の比較的直前に「赤い月」が出るのは、
「 2043年 9月19日」
なのだそう。
17年後ですね。
だからどうした、という話ではありますが、ユダヤあるいはイスラエルの歴史と「皆既月食」には、昔から因縁があるということもあり、気になった次第でした。
これについては、12年前の以下の記事をご参照いただければ幸いです。
赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
In Deep 2014年4月6日
ともあれ、南北アメリカを舞台とした、ほぼ皆既月食状態の月が数日後に空に浮かびます。

