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利益がリスクを上回るという証拠がないとしてスウェーデン政府が11歳以下の子どもへのコロナワクチン接種を公式に「拒絶」

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記者会見で「子どもへの接種はしない」と述べるスウェーデン公衆衛生庁局長官のビョークホルム氏。 svd.se




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スウェーデンの公衆衛生庁局(保健庁)が、「 5歳から 11歳へのコロナワクチン接種」について、

「子どもたちにワクチンを接種することによる、リスクを上回る利益が見あたらない」

として、子どもへのワクチン接種を拒絶したことがスウェーデンの報道で伝えられています。

リスクのほうが上回っていると判断したようです。

(報道) 公衆衛生庁局:5〜11歳へのワクチン接種は行わない (スウェーデン語)
FHM: Inget allmänt vaccin för 5–11-åringar

ヨーロッパで初めて、「子どもへのコロナワクチン接種を公式に拒否した」ということになります。

このスウェーデンの姿勢が、他の国にも多少影響を与えるといいですけれど。

上の報道はスウェーデン語でちょっと難しいですので、この記事の内容を取り上げていたメディア記事をご紹介します。


スウェーデンは、5歳 – 11歳の子どもへの COVID ワクチン接種を拒否。リスクを上回る明確な利益が見当たらないと保健省は述べる

Sweden Rejects COVID Vaccines For Kids 5-11, Says There Is No Clear Benefit That Outweighs Risks
greatgameindia.com 2022/01/28

1月27日、スウェーデンの公衆衛生局は、リスクを上回る「明確なベネフィット」の欠如を理由に、5〜11歳の子どもへの COVID ワクチン接種を拒否した。

記者会見で公衆衛生庁局長官は、「現在までの見識では、子どもたちは COVID 感染による重症化のリスクが低く、ワクチン接種による明確なメリットは見あたらない」と述べた。

スウェーデンの報道機関によると、COVID によって「子どもたちが重症に陥ることは、ほぼない」という事実に加えて、オミクロン株では比較的軽度の症状が多いことも、スウェーデン公衆衛生庁の判断として言及された。

さらに、長官は、「これが安全なワクチンであったとしても」、そのようなワクチンに対する「副作用がまったくないわけではない」ことを認めた。

長官は、追加の科学的発見や新しい COVID の亜種が発生した場合はこの選択を再考するかもしれないと述べた。スウェーデンでは、リスクが高いとみなされている子どもに関しては、すでに COVID ワクチン接種を受けている。

報道によれば、スウェーデンでの感染確認数は上昇しているものの、病院や医療機関は「以前の波ほどの緊張状態にはない」という。

公衆衛生庁局は、オミクロン株の症状は以前の亜種ほど深刻ではないため、2月に「規制の段階的廃止」を行い「感染管理対策」を開始する必要があると考えていると述べた。

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