ギャング暴力犯罪が増加しているスウェーデン。eurotopics.net
ストックホルムでの銃による殺人率はロンドンの30倍
スウェーデンといえば、あまり知られてはいませんが、ヨーロッパの中でも「非常に治安の悪い国」として有名です。暴力犯罪が極端に多いのです。
In Deep の 2019年の記事で、スウェーデンにおいて「爆弾抗争(主に手榴弾)が数多く起きている」ことを取り上げたことがあります。
そこでご紹介した英国の報道の冒頭は以下のようなものでした。
2018年2月のスペクテーター紙より
2018年1月は、スウェーデンにとって特に暴力的な月だった。
ストックホルムで路上に横たわっていた 63歳の男性が手榴弾で殺され、オランダからやって来た交換留学生は、ピザレストランで処刑スタイルの殺人中に流れ弾に見舞われた。
ヨーテボリでは、手榴弾が広場に放り込まれ、台所で爆発した。
これが起きたのは主に移民が居住する郊外で、同じ場所では 2年前に手榴弾攻撃で 8歳のイギリス人の少年が殺されている。マルメでは、手榴弾が警察署に投げつけられ、警察署の外で爆発した。
こんな状況であり、2018年のスウェーデンは新年を祝うような雰囲気ではない。
最近はさらに治安が悪化しているようで、昨年の 9月には、スウェーデン警察が、
「前例のない数の殺人と爆破事件が発生している」
として特別警告を市民に発表しています。
これらの犯罪は、主に移民のギャングたちによるものなのですが、最近のスウェーデン政府のデータが報じられていまして、
「スウェーデンの殺人事件の 4分の 3は移民によるもの」
だというデータが示されています。
首都ストックホルムでは、銃による殺人も大幅に増加していて、「ストックホルムの人口 1人当たりの銃による殺人率は、ロンドンの 30倍」であることも示されていました。
大変に治安状況が悪化しているわけですが、こういうことと関係しているのかどうかはともかく、スウェーデンでは「 9人に 1人が抗うつ剤(主に SSRI)を服用している」こともわかっています。
治安の悪さと健康状態の悪さが同居している感じですが、この傾向は、移民問題が根本的に解決されないかぎりは、そう簡単には変わらないと見られ、放置しておくと、結構大変なことになるのかなとも思います。
スウェーデンの犯罪状況について報じていた欧州メディアの記事をご紹介させていただきます。
スウェーデンの殺人事件4件中3件は移民によるもの
3 out of 4 murders in Sweden committed by migrants
REMIX 2024/10/28
スウェーデンの殺人率が急上昇する中、新たなデータは、この増加傾向の中で移民がどれだけ多く代表されているかを示している。
スウェーデン政府のデータによると、殺人事件の 4分の 3は移民によるもので、ストックホルムの人口 1人当たりの銃による殺人率はロンドンの 30倍だ。
2018年だけでも 162件の爆弾テロがスウェーデンを揺るがした。ほぼ2日に1件のペースだ。
スウェーデンでは、致命的な銃撃事件の数が 2017年以降大幅に増加し、銃撃による殺人件数が過去最高を記録している。
ブリュッセルのマティアス・コルヴィヌス・コレギウムは、大量移民がスウェーデン社会に及ぼす深刻かつしばしば制御不能な影響に関する新しい報告書にこのデータを含めた。
「炎上する多文化主義」と題されたこの報告書は、犯罪、政治的自由、社会的結束に関する主要な問題を検証し、スウェーデンの多文化主義政策の国家的な見直しと再評価を求めている。
文化の均質性と社会的コンセンサスで長年知られてきたスウェーデンは、ここ数十年で大量移民による大きな変化に直面している。 新しい報告書は、 こうした変化の規模とスピードを強調している。
犯罪、特に組織犯罪の増加と暴力犯罪の増加は、国民の信頼を損なっている。報告書によると、暴力犯罪の統計では、海外生まれの人やその子孫が不釣り合いに多い。
殺人率の高さに加え、手榴弾による攻撃が昨年 2倍に増加し、組織犯罪が巨額の金を稼いでいるとも報じられている。
報告書はまた、表現の自由に対する懸念の高まりも強調している。
スウェーデンでは、少数派を怒らせたり暴力を誘発したりする恐れから、個人や団体は移民問題について議論することを避けるようますます圧力を受けている。これは、ひいては、スウェーデンの民主的な開放の伝統を脅かすものとなっている。
移民はスウェーデンの政治生活に新たな緊張をもたらしており、特に男女平等や世俗主義といったスウェーデンの進歩的な価値観と、各移民コミュニティがもたらした異なる文化的規範との衝突が顕著となっている。
報告書によると、スウェーデンの公式多文化主義政策は、社会の結束を犠牲にして多様性を推進することで、意図せずしてこうした分裂を助長してきた。報告書は、移民と統合に対するスウェーデンのアプローチを大胆に再考するよう求めており、主な提言は以下のとおりだ。
・多文化主義の失敗を認める
・法と秩序の強化
・社会的結束の回復
・合理的な議論を促進する
・政治の変化への備え
MCCブリュッセル本部は、この報告書が警鐘となり、社会構造が修復不可能なほど損なわれる前に、スウェーデンや他のヨーロッパ諸国が移民問題に立ち向かうよう促すものとなることを期待している。