異常な現象

人類史上初めて、世界中で高齢者の数が幼い子供の数を上回った

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2024年までの過去60年間の世界全体の出生率の推移(人口置換水準は2.1)

世界銀行




人類文明発祥以来、初めての事態

日本や韓国などを含むアジア諸国、あるいはは、ヨーロッパなどの主要国のほぼすべてで出生数が下がり続けているのは周知のことだと思いますが、ついに、

「全世界で高齢者の数が幼い子供の数を上回った」

という統計が出されていました。

以下は、2060年までの推計値で、2023年には、すでに高齢者人口が 5歳以下の人口を上回っていたことがわかります。


Clash Report

少し以前までは、人口の高齢化と人口そのものの減少は主要国に限られたものという認識でしたが、今では、もともと出生率が高く人口の多い国でも出生率、出生数が著しく減少しています。

以前、インドの出生率も都市部で 1.2と、日本並みに低下していることを以下の記事で取りあげました。

インドも「劇的な出生率の低下」に見舞われている。首都ニューデリーの合計特殊出生率は1.2と日本並みに
2026年6月9日

こういうことが世界の多くの国で起きているようで、世界全体の出生率は、過去 60年で「半減」しています。

国家の人口を維持できる人口置換水準は、出生率 2.1 ですが、冒頭に載せました世界銀行のグラフのように、今や、世界全体がその数値を下回ろうとしています。特に主要国では、この年齢の人口ピラミッドがこれ以上崩壊した場合、福祉や医療など、様々な問題が起きてきます。

それでも、今回の記事では、今後も人口は劇的に増えていくとしていますが、どうなんでしょうかね。

少なくとも主要国の人口が増加していく可能性は、今のところはほとんどないですし、高齢化が解消される可能性もほとんどないです。

劇的な社会変化等が起きない限り。

いずれにしても、地球全体が老いてきていることを示す今回の統計ではありました。

米ニューヨークポスト紙の報道です。

 


人類史上初めて、世界中で高齢者の数が幼い子供の数を上回った

Senior citizens outnumber young kids across the world for first time in human history
NY Post 2026/09/03


世界的に65歳以上の人口が5歳以下の子供の数を初めて上回った。

人類はベビーカーを歩行器に置き換え、歯の妖精(※ 抜けた乳歯をコインに交換してくれる妖精)を入れ歯に置き換えつつある。人類史上初めて、高齢者の数が幼い子供の数を上回ったのだ。

米国国勢調査局の新たな報告書によると、現在、世界では 65歳以上の人口が 5歳以下の子供の人口を上回っている。

報告書によると、2025年までに高齢者は世界人口の 10.5%を占めるようになり、過去 5年間のいずれかの時点で乳幼児や未就学児の割合を上回ったという 。

この世界的な転換点は、人口統計学者の予想よりも何年も早く訪れた。出生率が世界的に急落し、平均寿命が延びたためだ。

米国は現在、世界で 48番目に高齢化が進んでいる国であり、人口の 18.9%が 65歳以上で、この数字は 206年までに 23.4%に上昇すると予想されている。

しかし、他国では高齢化がはるかに速いペースで進んでいるため、その頃には米国の高齢化ランキングは 110位にまで下がると予測されている。

同調査によると、世界の人口のほぼ 4分の3(71%)が、出生率が女性一人当たり約 2.1人という人口置換水準以下である国に住んでいることが分かった。

これは 2013年の 43%から上昇した数字であり、人口高齢化はもはや最も裕福な国々に限られた現象ではないことを示している。

世界で最も人口の多い国である中国、インド、バングラデシュ、メキシコ、ベトナムの 5カ国は、いずれも人口置換水準を下回る出生率となっている。

同時に、平均寿命の延伸と数億人が貧困から脱却したことにより、65歳以上の人口は大幅に増加した。

アクシオス紙の報道によると、65歳以上の人口は 2025年の 8億5200万人から 2060年には 20億人に増加すると予測されており、これは同期間における世界の人口純増の実に 55%を占めることになる。

世界の総人口は 2060年までに 81億3000万人から 102億3000万人に増加すると予想されており、これは地球上の 5人に1人が 65歳以上になることを意味する。

高齢者人口のこの前例のない増加は、労働人口の減少に伴い退職者の割合が増加するため、多くの国の福祉国家に耐え難い負担をもたらす可能性がある。

これは主に北米とヨーロッパに影響を与える問題と見なされてきたが、人口動態の変化は発展途上国においてより顕著になるだろう。

2025年から 2060年の間に予測される 65歳以上の人口増加率は 134.7%である。

アフリカは依然として最も若い大陸だが、高齢者人口は 4倍以上に増加し、6000万人から 2億4900万人へと 315%増加すると予測されており、2060年までにヨーロッパの 2億1400万人を上回る見込みだ。

ラテンアメリカとカリブ海地域では 158%の増加が見込まれる一方、アジアでは高齢者の増加率が最も高く、65歳以上の人口は 2025年の 4億8700万人から 2060年には 12億4000万人に増加すると予測されている。




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