2026年5月31日の中国ハルビン市での砂嵐

Irene
最高気温35.5℃の中で
5月31日、中国北部のハルビン市で、
「猛烈な強風と異常な熱波の中で砂嵐が発生した」
ことが報じられています。
以下は、撮影されたその砂嵐です。
🇨🇳Imágenes apocalípticas en Harbin, China.
Una poderosa tormenta de polvo impulsada por un ciclón mongol envolvió la ciudad al mediodía.
El cielo se volvió completamente negro en segundos.
Visibilidad casi cero, vientos huracanados y un espectáculo impresionante de la… pic.twitter.com/97sCtJBKA9
— China en Español (@ChinaEnEsp) May 31, 2026
当日のハルビン市の最高気温は、5月だというのに 35.5℃を記録していたそうで、そこに「強い寒気」が流れ込んだことで、このような現象が起きたようです。
記事にもありますが、ハルビンやこのあたりの地域で砂嵐が発生するのは大変に珍しいことで、それだけ気象条件が「異常だった」ということは言えそうです。
ハルビン市の場所

Google Map
なお、この強風のトップレベルは「13に達した」と記事にありますが、中国の突風レベルは、十数段階にわかれています。
・7級〜 8級 強風(木の枝が折れ、歩行が困難になるレベル)
・9級 烈風 (屋根が飛ばされたり、看板などが落下する)
・10級 猛烈な風 (木が根元から抜けたり建物に大きな被害が出る)
・11級 暴風 (建物に重大な損壊が発生する規模の風)
・12級以上 台風 (スーパー台風くらいの暴風)
今回、13級ということで、スーパー台風並みの暴風が吹いていたことになります。
以下はその強風ぶりをまとめた動画集です。
哈尔滨5月31日风灾视频合集。2026年5月31日傍晚,哈尔滨突遭罕见极端大风袭击,局地阵风达12级(35.4m/s),堪比台风过境,百米高的黑色沙墙两分钟白昼进入深夜,引发全网关注。 pic.twitter.com/Gn3eXFzqko
— 作家崔成浩 (@cuichenghao) May 31, 2026
中国の報道をご紹介します。
ハルビン市を猛烈な風と砂嵐が襲い、5月としては異例の高温の中、激しい対流性気象現象が発生し、昼間が暗くなったとメディアが報じた
Extreme winds and sandstorm hit Harbin, turning daytime dark as severe convective weather strikes amid rare May high temperatures: media report
Global Times 2026/06/01

2026年5月31日、中国東北部黒竜江省ハルビン上空に巨大な砂嵐雲が出現した。
中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、日曜日 (6月1日)の午後5時頃、中国東北部黒竜江省のハルビン市が、極めて強い風と砂嵐に見舞われ、突風はレベル13 (※ ほぼ最高レベル)に達し、一部地域では視界が 100メートル未満にまで低下した。激しい風が砂塵を市街地に吹き飛ばし、昼間が一時的に夜のように暗くなった。
日曜日の日中、強い暖気の影響で黒竜江省全域の気温が急上昇し、風も強まった。黒竜江省気象台の主任予報官であるツァオ・リン氏は、省内のほとんどの地域で最高気温が摂氏 30℃を超え、ハルビン市では摂氏 35.3℃に達し、大気中に十分な不安定エネルギーが蓄積されたと述べた。
午後3時頃、強い寒気が西から東へ急速に黒竜江省に流れ込み、不安定なエネルギーの放出を引き起こし、帯状のスコールライン、または準線状の対流気象システムを形成した。これにより、ハルビン市街地を含む省中央部と西部に雲が急増した。空が暗くなり、風は強まり続けた。
報告書によると、乾燥した露出した地表土が強風によって局地的に巻き上げられ、砂嵐が発生した。
ネットユーザーが撮影し、CCTV ニュースが報道で引用した映像によると、屋上からカメラに向かって巨大な砂嵐の雲がゆっくりと移動しているのが見られた。
一方、5月にハルビンで砂塵の天候になるのは珍しい。
中国気象テレビチャンネルの主任気象アナリストであるシン・シン氏は、CCTV によると、日曜日に上空の気圧の谷と地上のサイクロンが東へ移動し、内モンゴル東部と中国東北部に影響を与え、この地域に前線システムを形成したと述べた。
シン氏は、前線の前後で気温差が非常に大きかったと述べた。省の多くの地域では、日曜日の午後に前線前の暖かさを初めて経験し、ハルビンでは珍しい高温の天候となった。
その後、冷たい空気と地表付近のサイクロンが強風をもたらし、冷たい空気と暖かい空気の衝突により、雷、稲妻、強風などの激しい対流性の天候となった。
「これは、冬に近いレベルの冷たい空気が夏のレベルの暖かい空気と出会うのに相当し、風と対流の両方が非常に強くなったのです」とシン氏は述べた。
公共環境問題研究所のマ・ジュン所長は月曜日、グローバルタイムス紙に対し、強い南西の風も砂塵を説明するのに役立つと述べた。風が吉林省西部などの比較的乾燥した砂地を通過すると、地表の塵が容易に巻き上げられ、黒竜江省に向かって運ばれ、砂塵の急速な移動につながった。
異常気象の影響で、ハルビン市街地の多くの場所で木が倒れ、車両が損傷し、送電線の一部が損傷した。CCTVニュースの報道によると、地元の都市管理、造園、電力供給部門は、倒木の撤去、道路の清掃、電力供給の復旧などの緊急対応作業を行っている。
