動物の異常 異常な現象

フランスのパリ近郊の県で有毒な毛虫「マツケムシ」が大発生。公園が閉鎖され、前例のない緊急駆除措置が実施されている

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インタビューを受けるマツケムシに刺された男性。BMFTV

 

前例のない大発生

フランスのイヴリーヌという県で、有毒な毛虫が大発生していることが報じられています。あまり気持ちのいいニュースではないですが、この毛虫は日本全国にもいるものですので、ご紹介しておきます。

イヴリーヌ県は、以下のように、パリのすぐ西に位置しています。

イヴリーヌ

Google Map

大発生しているのは「マツケムシ」という毛虫で、日本全国にも分布しているもののようです。農林水産省関係のページには以下のようにあります。

マツカレハ


マツカレハの終齢幼虫

カレハガ科。日本全国に分布。終齢幼虫は体長75mmに達する大型の毛虫で、俗にマツケムシと呼ばれています。

幼虫は成長すると背面は銀色に光り、 胸部の背面には藍黒色の毛束の帯が目立つようになります。そして、触れるとこの部分の黒い毒針毛が皮膚に刺さります。

毒性はドクガほど強くありませんが、 刺されると激痛があり、あとが腫れ上がります。痛みや腫れはすぐなくなりますが、かゆみは1~2週間くらい続きます。 アカマツ、クロマツ、ヒマラヤシーダなどの大害虫として知られ、ときどき大発生して問題になります。

…年1回発生し、成虫は7~9月ころ出現してマツ類の葉や枝に 200~500 個もの卵を産みます。

カレハガ科の仲間には本種と同様な毒針毛を持つ大型の毛虫が何種かいますが、庭に発生する種類としてはほとんどがマツカレハです。

公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会

実際には、夏に活動する毛虫のようですが、今年のフランスは著しい猛暑に見舞われていて、それが関係しているのかもしれません。

日本も早くから気温が高いですので、変な虫が次々と大発生しなければいいのですが。

フランスの報道メディアをご紹介します。





イヴリーヌ県では、毛虫の大発生のため公園が閉鎖されている。ご注意を

Des parcs fermés dans les Yvelines à cause des chenilles processionnaires, faites attention
sortiraparis.com 2026/05/28

2026年5月、イヴリーヌ県南部で毛虫の大発生が見られており、サン=アルヌー=アン=イヴリーヌからジュアール=ポンシャルトランまでのランブイエを含む多くの公園が閉鎖されている。この毛虫は子どもや動物に深刻な健康被害をもたらす恐れがある。知っておくべき情報は以下のとおりだ。

2026年5月末、イヴリーヌ県南部でマツケムシの大発生が発生し、複数の町で公園が一時閉鎖され、健康被害を最小限に抑えるための緊急対策が講じられた

サン=アルヌー=アン=イヴリーヌでは、町の中心部にある都市公園内の唯一の樫の木に巣が発見されたため、5月27日水曜日にアルソノー公園が閉鎖された。ジュアール=ポンシャルトランでは、図書館公園が警戒態勢に入り、専門家の介入を待つ間、影響を受けた木やその周辺に近づかないよう市民に呼びかけられた。アリュー公園も影響を受けたが、まだ完全には閉鎖されていない。

 

イヴリーヌ県で、毛虫の大発生のため閉鎖されている公園はどこか?

サン=アルヌー=アン=イヴリーヌでは、アルソノー公園の迅速な再開を可能にするため、地元企業「ラベイユ・ノワール」による害虫駆除が5月28日木曜日に予定されている。

最も大規模な動員はランブイエで行われている。この町は前例のない緊急措置を実施しており、ヴィジーチームと専門業者が特定された地域で焼却による群れの駆除作業を行っており、学校や放課後施設の周辺が最優先されている。

予防措置として、いくつかの公共公園が一時的に閉鎖されている。また、3月以降、特定された 18の地域で夜間の生物学的処理(午後9時から午前6時まで)が実施されており、これは人間、動物、植物に無害な方法だ。この現象はイヴリーヌ地方全体に影響を及ぼしているため、イヴリーヌ南部の他の町も同様の状況に直面している。

 

2026年にイヴリーヌ県でこれほど多くの毛虫が発生したのはなぜか?

毎年、暖かい季節が戻ってくると、イヴリーヌ県の公園、森林、庭園にマツケムシやナラケムシが再び姿を現すが、2026年は例年より早く、一部の自治体では 1月にも報告されており、警戒を強める必要がある。

気候変動と今年の 5月の猛暑により、この現象は例年より顕著になり、幼虫は涼しい場所を求めて例年より早く繭から出ざるを得なくなった。

イル・ド・フランス地域では、ナラケムシは 5月から 7月にかけて特に活発に活動し、公園や緑地のナラやマツの木々の間をコロニーを組んで移動する。

 

人の健康や動物へのリスクは?

この毛虫の毛は、触れたり風に吹かれたりすると非常に簡単に抜け落ち、皮膚の発赤やかゆみ、目の炎症、さらには呼吸困難といった重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性がある。

動物にとってはさらに危険で、犬が毛虫を摂取すると舌の壊死、あるいはそれ以上の深刻な事態を招く恐れがある。

そのため、動物をこの毛虫の発生地域に無防備に近づけることは絶対に避けるべきだ。この昆虫は、2022年4月以降、政令により人体に有害な生物として分類されている。

 

マツケムシに遭遇した場合、どうすればいいのか?

イル・ド・フランス地域保健局(ARS)は、以下の予防措置について明確に示している。

・毛虫には触れないこと

・巣のある木には近づかないこと

・森林に入る際は防護服を着用すること

・庭で採れた果物や野菜は十分に洗うこと

また、被害を受けた木の近くで洗濯物を干すことも避けるべきだ。皮膚、目、または呼吸器に異常が生じた場合は、医師の診察を受けるべきだろう。

森林区域を全面的に閉鎖することは困難であるため、このケムシに対する最善の防御策は、個々の注意を払うことだ。




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