ほぼすべての観葉植物に有害物質を除去する作用はあるけれど
観葉植物などの多くに、非常に強い「空気中の有害物質の除去作用」があることが知られています。
今回は、そのことにふれていた中国語版エポックタイムズ (大紀元)の記事をご紹介しようと思いますが、出てくるのは以下の植物です。
スパティフィラム
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ポトス (ゴールデンポトス)
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ガーベラ
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アイビー (ヘデラ)
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このうち、ガーベラは、太陽光が大好きなので、太陽光が直接入り込む室内以外に置くのは少し厳しいですかね。
この「植物の有害物質除去」については、過去にも、以下の In Deep のふたつの記事で論文などを取り上げています。
・植物には、空気浄化の効果があるだけではなく、身体や精神の病的状態を改善させ、人間の生産性を向上させる力があることを示した数々の論文を知る
In Deep 2024年10月6日
・シックハウス症候群の原因となる有害な揮発性有機化合物(VOC)に対しての最良の大気汚染除去方法がアメリカ化学会の研究で判明…それは「ただ植物を置くこと」
In Deep 2016年8月26日
これらでは、以下のような植物が最も効果があるとされていました。
・ブロメリア、あるいはグズマニア
・ドラセナ
・オリヅルラン
・カネノナルキ
・カクタス・ツリー
ここに出てくるような観葉植物は、どれもかなり丈夫ですので、適当に世話をしていても枯れることはないですが、どれにしても「適度な明るさと適度な気温」は必要です。
個人的には、どんな植物にも効果の大小はあるにしても、空気清浄作用があると思っています。
エポックタイムズの記事をご紹介します。
家に4つの美しい植物を植えることは、見た目を美しくするだけでなく、ウイルスを殺し、カビを取り除くこともできる
家中種四種漂亮植物不僅養眼 還可殺毒除霉
Epoch Times 2025/06/01
美しい鉢植えは、観賞価値や気分を高めるだけでなく、空気中の有害物質を吸収するという実用性も兼ね備えている。ほとんどの観葉植物はある程度の空気浄化効果があるが、中には、より顕著な浄化効果を持つ種類もある。
天然の空気浄化効果という観点から、特に試してみる価値のある鉢植えが 4種類ある。あなたの家にも置いていらっしゃるだろうか。
掃除はどの家庭でも欠かせないが、洗剤は空気の質に影響を与える有害な化学物質を放出する。
しかし、鉢植えの植物を室内に置けば、この問題を解決できる。いくつかの研究で、特定の植物は葉や根からホルムアルデヒドやベンゼンなどの汚染有機化合物を吸収することが証明されている。
この吸収作用によって、植物の周りの空気が浄化される。
NASA はこれまでにもこの分野の研究を行っており、その研究結果では、植物が室内の空気から有機化学物質を除去する上で重要な役割を果たす可能性があることが示されている。
古い HVAC (空調)や炉から出る毒素を中和したい場合でも、単に家の中の空気をリフレッシュして、古くてカビ臭い臭いを取り除きたい場合でも、CNET Media は空気を浄化することでよく知られている 4つの植物を紹介した。
スパティフィラム
平和のユリとも呼ばれるスパティフィラムは、周囲の空気からホルムアルデヒド、ベンゼン、一酸化炭素を除去する作用があり、室内でよく見られる緑豊かな植物だ。スパティフィラムは高さ 40cmまで成長し、直射日光は必要ないが、定期的な水やりが必要だ。
ポトス
ポトスは、ホルムアルデヒド、ベンゼン、トルエンなどの有害な揮発性有機化合物(VOC)を除去する優れた空気清浄機だ。特に植物の世話が苦手な方でも育てやすく、7~ 10日に 1回水やりするだけで十分だ。
この浄化力は非常に強力であるため、バイオテクノロジーの新興企業である Neoplants は、この植物を使用した微生物空気浄化システムを開発し、普通の室内植物を植物 30個分の毒素を除去できる空気清浄機に変えた。
しかし、ポトスはペットにはあまり優しくない。その葉には、シュウ酸カルシウムの結晶が含まれているため、摂取するとペットに害を及ぼす可能性がある。
ガーベラ
この鮮やかな色の花は、強力な汚染物質吸収力を持ち、洗剤や溶剤に含まれるトリクロロエチレンやベンゼンなどの化学物質をろ過する。ガーベラは直射日光を十分に必要とするため、明るい場所に置き、定期的に水やりをする。
アイビー (ヘデラ)
アイビーは常緑のつる植物だ。NASAによると、アイビー(ヘデラ)は優れた空気浄化作用を持つ優れた室内植物だ。
アイビーは、一部の家庭用洗剤に含まれるホルムアルデヒドを吸収し、空気中の排泄物を減らす効果がある。ただし、誤って摂取すると有毒となる可能性があるため、ペットの手の届かない場所に保管するのが望ましい。