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フランス南部のモンペリエで気温が46℃を記録した後、「作物が熱で焼け焦げる」現象が確認される

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2019年6月29日 焼け焦げたフランス・モンペリエのブドウ畑の木々


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記録的な熱波が続くヨーロッパですが、中でもスペインとフランスでは、桁違いの気温が記録され続けていまして、スペインでは、その中で激しい山火事が発生したことを以下の記事でご紹介しました。

https://earthreview.net/out-of-control-wildfire-rages-in-catalonia-june-2019/

その翌日、フランスでは、場所により気温が 46℃にまで上昇しましたが、そのような気温となった地域のひとつである南部のモンペリエでは、その翌日、

「熱により作物が焼け焦げる現象」

が確認されたことが、フランス農業研究所から発表されていました。

モンペリエの場所


Google Map

写真では、葉やブドウの実そのものも焼けてしまっている様子がわかります。

2019年6月29日 モンペリエ


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フランスの報道などを見ますと、雨が多かったり気温の低い夏よりは、熱波のほうがブドウなどの収穫には良いらしいですが、しかし、熱波も度を過ぎますと、このように、作物自体が焼けてしまうということになってしまうようです。

なお、以下の気温分布は、このモンペリエ周辺の 6月28日の気温ですが、ほとんどが 40℃を超えていまして、44℃を超える地点もとても多くなっています。

黄色で囲んである場所がモンペリエです。

2019年6月28日のモンペリエ周辺の最高気温


Meteo France

これ以上、気温が上昇していくことはないとは思いますが、しかし、ここまで常軌を逸した気温が示されていますと、今後どうなってしまうのかよくわかりません。

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