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ヨーロッパを中心として、「物不足」が顕在化していますが、イギリスでは、主要都市で最大 9割のガソリンスタンドで「ガソリン切れ」という事態となっているようです。
記事を続けてご紹介します。
ロイターの日本語版と、米国ゼロヘッジの記事を続けてご紹介します。
英主要都市、最大9割のガソリンスタンド在庫切れ パニック買い
ロイター 2021/09/27
英国の主要都市では27日、最大9割のガソリンスタンドで燃料在庫が底をついた。トラック運転手の不足により、製油所からの燃料輸送が困難になっている中で、パニック買いが起きているためだ。
小売り企業は英経済が大打撃を被りかねないと警鐘を鳴らしている。
英国では新型コロナウイルスの感染拡大で、食品、燃料などのサプライチェーンが混乱。欧州連合(EU)離脱後のタンクローリー運転手の不足も重なり、クリスマスに向けて物流の混乱や物価の上昇が広がるとの懸念が浮上している。
政府は国民にパニック買いを控えるよう呼び掛けているが、全国のガソリンスタンドには26日、長蛇の列ができた。多くのガソリンスタンドは閉鎖を余儀なくされ、27日に販売できる燃料はないとの張り紙を出している。
ガソリン小売協会(PRA)は、一部の地域で50-90%のガソリンスタンドが在庫切れの状態に陥っていると表明。
タイムズ紙とフィナンシャル・タイムズ紙(FT)によると、政府は軍を投入して消費者に燃料を供給することを検討している。
ただ、運送業者、ガソリンスタンド、小売り業者は、10万人前後と推定されるトラック運転手の不足を直ちに解消する手立てはないと指摘。燃料輸送には追加の研修と免許が必要になる。
続けて、米国ゼロヘッジの記事です。
パニック買いは英国のガソリンスタンドの90%を枯渇させてしまう可能性がある。政府は補給のために軍隊を呼ぶことを検討している
Panic-Buying Could Leave 90% Of UK Gas Stations Dry; BoJo Considers Calling In Army To Resupply
ZeroHedge 2021/09/27
英国の政治家は、1970年代スタイルの「不満の冬」の不足と社会経済的苦痛との類似点がすでに具体化しているため、パニックに陥っている。ボリス・ジョンソン首相は陸軍にガソリンスタンドへの燃料供給を開始するよう要請した。
ロイター通信によると 、買い占めパニックがトラック運転手の不足による燃料供給不足の危機を加速させた後、9月27日にガソリンスタンドの 90%が主要な大都市圏で枯渇する可能性がある。
石油ガス会社である BPplc が 先週、トラック運転手の不足が石油会社の製油所からサービスステーションのネットワークへの燃料輸送能力を阻害していると警告した直後に、購入パニックが始まった 。9月26日までに、車の列が ガソリンスタンドの路上にこぼれ、今週まで継続した。
買いだめのせいで不足はさらに悪化している。
約 5,500の独立したガソリンスタンドを監督するガソリン小売業者協会(PRA)は、9月26日の夜までに約 3分の 2が枯渇し、ロイターの数字は月曜日までに 90%になると述べた。
PRAのブライアン・マダーソン会長は、国内で燃料供給を補充するのに数週間かかる可能性があるため、買いだめが危機を悪化させたと述べた。