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50年ぶりの極端な記録的豪雨によるネパールの洪水の死者・行方不明者が260人を超える

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水没しそうになっているナラヤニ川の岸辺の岸辺にある仏像

nepalitimes.com




この 9月の後半は、世界のいろいろな場所で大規模な洪水が発生しています。

アメリカ南東部のハリケーンによる洪水(高潮)の被害もすさまじく、ノースカロライナ州のある郡では「 1,000人が行方不明」と報じられてもいます。ノースカロライナ州は、このハリケーンの影響を受ける 10日ほど前に、「通常の悪天候」で、1000年に一度の豪雨を受けた地域でもあります。

アフリカでもサハラ砂漠周辺の中央アフリカや西アフリカなどで、壊滅的な洪水が続いています。

(記事)アフリカのサハラ砂漠周辺地域で広範囲にわたり過去数十年で最悪の洪水が発生し、1000人以上が死亡。飢餓や感染症危機のリスクが高まる
In Deep 2024年9月27日

どの地域の洪水でも、「極端な集中豪雨」を特徴としていますが、現在進行している洪水で最も深刻な状態なのは、雨季の渦中にあるネパールの洪水かもしれません。

以下は、英BBCのネパールの洪水の動画です。

報道によれば、9月26日(木曜)に始まったこの洪水での死者は 130人以上と発表されていますが、136人が行方不明のままで、洪水は続いていますので、被害はさらに拡大する可能性があります。

この洪水も極端な降雨量によるもので、9月28日には、24時間で 323ミリの雨量が記録された地域もあるそう。これは、ネパールでは 54年ぶりの大雨だそうです。

ネパールは今はモンスーンの雨季にありますので、雨が降ること自体は通常のことですが、今年はやや異常なようです。

そして、モンスーンの時期であることから、今後も雨が降り続ける可能性が高いです。豪雨や洪水というのは、日本の最近の豪雨などの事例を見ましても、「その後の生活復旧が非常に大変である」ということがあり、そのあたりも懸念されます。しかし、こういう異常な降雨は今後も世界的に継続していくようにも思っています。

ネパールに関しての報道です。





ネパールで異常な豪雨により260人以上が死亡・行方不明に

Extreme rainfall leaves over 260 dead or missing in Nepal
watchers.news 2024/09/29


oneindia.com

2024年9月26日以来の異常な降雨による洪水により、ネパール全土で 130人以上が死亡した。9月28日土曜日には、わずか 24時間で 323ミリの降雨量が記録され、同国の 24時間降雨量としては 54年ぶりの記録となった。約 136人が行方不明のままで、これまでに 3,000人以上が救助されている。

この雨は、9月28日には記録破りの降雨量となり、カトマンズのバグマティ川を含む複数の河川が氾濫した。

救助活動により 3,200人以上が救助されたが、約 136人が依然として行方不明となっており、洪水や土砂崩れが続く中、死者数と災害の影響は増加すると予想されている。

カトマンズのバグマティ川を含むいくつかの川では、降り続く雨のために堤防が決壊した。


DD News

 

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カトマンズ南部のナック地域nepalitimes.com

 


バクタプルのバトバテニ地区。nepalitimes.com

当局によれば、これまでに 3,200人以上が救助されたという。最新の報告によると、負傷者は約 100人、行方不明者は約 136人となっている。

捜索救助活動のため、ヘリコプターやモーターボートとともに、3,000人を超える警備員が全国に派遣された。

ネパール国家災害・リスク軽減管理局(NDRRMA)によると、全国で 412,000世帯以上がモンスーン関連の災害の影響を受けると予想されている。







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