パンデミック 疾病と感染症

新型コロナウイルス最新情報 2020-03-10 イタリアは全土を封鎖へ

投稿日:

3月9日 感染抑止の面会制限に対して、イタリア全土の刑務所で受刑者による暴動が発生

euractiv.com

2020年03月10日
(中国の統計が不明なため除外しています)
中国以外の感染確認数 32,635人 (前日比 +4099人3136)
中国以外の死者数  873人 (前日比 +176人)
中国以外での致死率 2.6%
日本の感染者数 514人 (前日比 +26人)




 

新型ウイルスについての 3月10日の感染確認数と死亡者数は以下のようになっています。中国は、数値として参考にならなくなてきていますので除いています。


Coronavirus

情報としては、以下のようなものがあります。

・イタリアの感染確認数は9000人を超える
・イタリアは全土を封鎖へ
・フランス、スペイン、ドイツの感染確認数が1000を超える
・イタリア全土の刑務所で暴動
・アメリカの感染確認数が日本を上回り525人に
・ニューヨークダウが -2000を記録
・フランスの文化相が新型コロナウイルスに感染
・ドイツのブランデンブルク州で最大5000人が隔離
・米コロンビア大学が授業を停止
・米国に78の新たな公衆衛生研究所がオープン
・韓国の首都ソウルで最大の集団感染が確認
・日本の外務省、イタリア北部3州に渡航中止勧告

 

中国以外で最も感染確認数が多くなっているイタリアでは、3月9日、イタリア全土の刑務所で「暴動」が起きたことが報じられています。これは、新型ウイルスの感染防止と隔離措置のため、イタリア北部の刑務所で面会の制限を行うことになったことに対しての反発で、最初はイタリア北部の刑務所で始まった暴動は、イタリア全土の刑務所に広がったのことです。この暴動で、7名が死亡したとのこと。

そのイタリアですが、感染拡大がおさまらず、ついにイタリア政府は、

「イタリア全土を封鎖する」

と発表しました。人口 6000万人のイタリアのすべての人たちに、基本的に自宅に止まるように通告したようです。

イタリア、新型コロナで全土を封鎖へ。約1カ月、結婚式も葬式も禁止
huffingtonpost.jp 2020/03/10

イタリアのコンテ首相は3月9日、新型コロナウイルス拡大を防ぐため、事実上の封鎖にあたる移動制限措置をイタリア全土に拡大すると発表した。

ベネチアやミラノを含むイタリア北部では、すでに移動制限が敷かれていたが、この措置がイタリア全土に広がることになる。封鎖期間は3月10日から4月3日まで続く予定だ。

コンテ首相は9日の記者会見で、「自宅にとどまるよう」求めた。国内の移動は、急ぎの仕事や緊急事態など、差し迫った必要のあるもののみに求めている。

学校は休校になり、スポーツの試合や、映画、ジム、美術館、大型ショッピングセンターは閉鎖される。結婚式や葬儀なども中止するよう政府は求めている。

イタリアの感染者は、9172人に急激に増加しており、死者も 463人と増え続けています。

イタリアの感染確認数の推移

zerohedge.com

イタリアでのこの「中国式封鎖」対策が機能するのかどうかは、1週間ほど経つとわかってくるのではないかと思われます。

ヨーロッパでは、フランス、スペイン、ドイツの感染確認数も 1000を超え、急激に増加しています。これまでの経緯では、感染者数が 1000を超えると、そこから指数関数的に感染者が増加する傾向がありますが、ヨーロッパ全体がどうなるのかは気になります。

フランスにおいては、フランスの文化相フランク・リーステール氏が新型コロナウイルスに感染したことが明らかにされています。

アメリカも感染確認が 500人を超えていまして、急激に増加しています。

これらのことを受けて、3月9日のアメリカの株式市場は大荒れで、下げ幅として、1日の下げとしては過去最大となる 2013ドルの下落となりました。

韓国での感染増加はある程度沈静化していますが、首都ソウルで集団感染が確認されたことが報じられています。

韓国のソウル市九老区のビルに入居している保険会社のコールセンターで新型コロナウイルスの集団感染が起き、中央防疫対策本部は10日正午現在、従業員46人と家族4人の計50人の感染が確認されたと発表した。

ソウル市は64人の感染が確認されたと伝えている。コールセンターでは狭い空間に多数の人が座って働いており、感染者はさらに増える可能性がある。

聯合ニュース

各国が様々な対策をおこなっていますが、混乱は拡大しています。







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