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フロリダ州ターポンスプリングズで発生した「成長し続けるシンクホール」

投稿日:2016年4月7日 更新日:

フロリダ州ターポンスプリングズに発生した拡大を続けるシンクホール

 
ABC

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アメリカ・フロリダ州のターポンスプリングズというギリシャからの移民が多く住んでいる街の住宅街に、上のような巨大なシンクホール(陥没穴)が発生し、それが単なるシンクホールではなく、出現してから穴の面積が拡大を続けているのです。

大きさは、最初から幅 30メートル、深さ 18メートルと巨大なものでしたが、その後も急速に拡大を続けているのだそうです。

下のニュース映像で、穴が拡大し続けていて、しかも「穴の底が動き続けている」様子がわかるかと思います。

ABC ニュースの映像

ここの地質に由来する現象ではないかということですが、周囲は住宅街でもあり、今後さらに拡大していさった場合、どうなるのかというようなことになっているようです。

フロリダ州ターポンスプリングズの場所
Google Map

現地の報道からご紹介いたします。


Growing sinkhole causes evacuations in Tarpon Springs, Florida
THE WATCHERS 2016/03/30

フロリダ州ターポンスプリングズでシンクホールが原因での避難騒動

3月30日、フロリダ州ターポンスプリングスで大規模なシンクホールが発生し、近隣住民たちが避難せざるを得ない事態となっている。

市当局によると、シンクホールが発生した場所の地下には上水道と下水道ラインが通っており、それらが破壊されているという。

シンクホールの大きさは幅が 30メートル、深さが 18メートルあるが、その後も早い速度で拡大し続けている。

ターポンスプリングスを含むフロリダ中央部では、シンクホールは比較的多く発生しており、これはフロリダ半島の大部分が炭酸塩岩の地質であり、そこが砂と粘土で覆われているという構造に起因する。

炭酸塩岩が地下水をため込み、その水が流出した際に発生すると考えられている。

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