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ミャンマーでマグニチュード7.7の巨大地震が発生。震源付近の状況は不明ながら壊滅的と伝えられる。M7超の地震は同国で70年ぶり

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ミャンマーのマンダレー市と伝えられる映像より

OSINTdefender




70年ぶりのマグニチュード7超の地震

3月28日、ミャンマー中部で、マグニチュード 7.7 という、やや壊滅的な規模の地震が発生しました。

震源は以下で、震源の深さは 10km という浅い場所での地震です。

震源

USGS

震源地付近の状況はよくわかっていないですが、震源から数百キロ離れた隣国タイでもビルの完全な倒壊が起きたことが SNS で伝えられており、相当の規模の地震だったと見られます。

以下は、バンコクの建設中の高層ビルが倒壊した様子です。40人以上がこの倒壊したビルの中にいたと報じられています。

倒壊した後のバンコクのビル

Washington Post

ミャンマーでは巨大な橋も崩落したようです。

崩落したミャンマーのイラワジ川にかかるアヴァ大橋

OSINTdefender

それにしても、ミャンマーという国は、こんな大きな地震が起きるような国だっただろうかと思いますが、調べてみると、過去には巨大な地震があるにはあったようです。

NDTV の報道より

ミャンマーでは、1930年か ら1956年の間に、国土を南北に走るザガイン断層付近でマグニチュード 7.0以上の強い地震が 6回発生している。

2016年、ミャンマー中部の古都バガンでマグニチュード 6.8の強力な地震が発生し、3人が死亡、観光地の尖塔が倒れ、寺院の壁が崩れた。

ndtv.com

過去には大きな地震があったとはいえ、最後にマグニチュード7以上の地震が発生してから、ほぼ 70年経っていまして、ミャンマーのほとんどの人たちにとって初めての規模の地震だったとみられます。

その後も、M6.4 の地震など余震が続いています。

被害の詳細が明らかになるのは今後でしょうが、ミャンマーの特に今回の地震が発生したような場所は、

> この貧困な国では、特に地方の州で医療制度が逼迫している。

と報じられているように、災害後のいろいろな困難もありそうです。

それにしても、ミャンマーという場所と、そしてその規模の大きさから驚いた次第です。







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