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日本の8月のロシアからの「天然ガスの輸入量」が前年比「3倍」になっとる

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このロシアからの供給が止められたら、日本は欧州と同じ道へ…

財務省の統計資料を見て、興奮して思わず「なっとる」というタイトルになってしまっていますが、ドイツをはじめとしたヨーロッパが、天然ガス不足でどうにもならなくなっている中、日本はなんだかんだと着々とエネルギーの輸入と在庫を確保しているようです。

特に、ロシアからの液化天然ガスの輸入量が、昨年同時期のほぼ3倍というようなことなっていて、「対ロシア制裁って?」とは思いますが、それでも、ともかく現状では日本はロシアから輸入できているということのようです)。

これは最初は、ロシアの RIA 通信( RIA ノーボスチ)の報道で、「日本はロシアからの液化天然ガス(LNG)輸入を 3倍にした」というものを見まして、

「ほんまかいな」

と、財務省が 9月15日に発表した 8月の日本の貿易統計資料を見てみたのでした。

財務省 令和4年8月分 貿易統計(速報)

 

この統計の全体も、なかなかのもので、以下のように報じられています。

(報道) 日本の貿易赤字が過去最大2兆8173億円 (日経 2022/09/15)

 

この財務省の貿易統計速報資料の 20ページにありました。

ロシアからの天然ガスの輸入量の昨年との比較

貿易統計速報 (P20)

 

昨年 8月と比較して、ロシアからの液化天然ガスの輸入量は 211.2%の伸び率ということで、RIA 通信が報じているように、「昨年同月の3倍」になっています。

ふと、「そもそも、日本ってどんな国からどのくらい液化天然ガスを輸入しているのだろう」と見てみますと、以下のようになっていました。

 

日本の液化天然ガスの主な輸入先

・アメリカ 333(千トン) 昨年比 -38.4%
・アジア 1,248(千トン)  昨年比 -14.6%
・ASEAN   1.191(千トン)   昨年比 -18.5%
・中東    900(千トン)  昨年比 -28.4%

 

このように、今やロシアからの天然ガスの輸入量はアメリカからの輸入量を超えていまして、そして「ロシア以外からの天然ガスの輸入は昨年比でかなり減少している」こともわかります。

これで日本が、ロシアからの天然ガスの輸出が止められたらどうなるのかなあとは思いますが、基本的には、日本も以下の記事にあるようなヨーロッパの仲間入りかもしれないですね。

 

[記事] 欧州はすでに「新たな暗黒時代」に入った
 In Deep 2022年9月14日

 

なお、プーチン大統領は、「天然ガス価格の上限案が発動された場合、ガスの供給を完全に停止する」と述べていますので、それが同意した国全体に適用されるのなら、日本も含まれると思われます。

EU、ロシア産天然ガス価格に上限案…プーチン大統領は発動なら供給完全停止を示唆

読売新聞 2022/09/08

欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は7日、EU域内に輸入されるロシア産天然ガスの価格に上限を設置する案を明らかにした。

……AFPによると、ロシアのプーチン大統領は7日、EUの発表に先立って「(上限設置案は)極めて愚かな決断だ」と述べた。発動させた場合には、欧州へのガス供給を完全に停止する考えも示唆している。上限設置がガスの供給不足につながり、さらなる価格高騰を招く恐れがある。

こんなことを本気でやるほど G7あるいは日本の首脳がブレインデッドではないことを祈っていますが、ロシアからの液化天然ガス輸入が停止すると、世界全体の天然ガスの輸出入バランスと価格体系が崩壊し、日本のエネルギー産業もアウトっぽい気もしないでもないです。

日本のロシアからの天然ガス輸入について報じていたロシアの RIA 通信の記事をご紹介します。




 


日本はロシアからの液化天然ガスの輸入を3倍にした

Япония увеличила импорт российского СПГ в три раза
RIA 2022/09/15

日本は、2021年と比較して 8月にロシアの液化天然ガス (LNG)輸入を211%増加させた

今年 8月、日本はロシアからの天然ガスの輸入量を 2021年8月と比較して 211.2% 増加させた。同期間の石油輸入量は年間で 20.3%減少した。これは、日本の財務省が発表した統計に示されている。

8月のロシア産石炭の輸入量は、前年同期比で 32.6% 減少した。反対に、鉱石の輸入は報告期間中に 44.9% 増加した。

さらに、日本はロシア産野菜の輸入を 154% 増加させたが、穀物と大豆の輸入は 94 ~ 95%減少した。

8月の日本からロシアへの輸出総額は、年率換算で 24.3%減少し、549.5億円に達した。報告期間中のロシア製品の日本への輸入は 67.4%増加し、1,641億円に達した。

6月末、日本を含む G7諸国は、ロシアからのエネルギーキャリアへの依存を減らす意向を確認し、9月には、原油に上限を導入する意向を確認した。価格制限は、石油が 12月 5日、石油製品が 2023年2月5日に実施される予定だ。

これに対し、ロシア政府は、制限を適用する国はロシアから原油を輸出できなくなると警告した。

原油価格の上限設定はまだ承認されていない。

6月の初めに、制限を現在の価格の半分に設定するという提案があり、ブルームバーグによると、40~ 60ドルの数字が議論されている。

9月初旬、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、エネルギー価格を制限する西側諸国の考えについてコメントし、ロシア自身の利益に反するものであれば、ロシアは海外に何も供給しないだろうと述べた。







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