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イランが大規模な報復を準備しているとイスラエルが発表。米軍は潜水艦と空母群を急行させる

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ハマス指導者ハニヤ氏が暗殺された後にイランに掲げられた「復讐の赤い旗」BDW




イスラエルが占領しているゴラン高原のサッカー場に、「ヒズボラが攻撃を仕掛けた」として、複数のイスラエルの少年たちが死亡してから 2週間以上が経過しました。その際にも、「全面的な地域紛争に至るのでは」ということで、「中東に全面戦争が迫る」という記事なども書きましたけれど、そういう兆しは、ほぼありませんでした。

その直後には、ハマスの指導者であったイスマイル・ハニヤ氏が暗殺されたことを受けて、イランからの全面的な報復は間近だとも報道されていました。

しかし、やはり、その後も 2週間、音沙汰なしです。

その後も、ガザの学校がイスラエルの空爆を受けて、100人以上が死亡した事件もあり、イスラエル側の襲撃だけが続いている状況です。

イランは大規模な混乱を望んでいないのかもしれない…というように人々が思い始めた昨日今日、世界で一斉に、

「イランの本格的な報復攻撃が近づいている」

と報じられています。

まあ、どうなんでしょうかね…というように、今や私は懐疑的でさえありますが、そのような報道をまとめていた記事をご紹介します。

イランが本格的にイスラエルに全面報復攻撃を行えば、それはもう完全な新たな中東戦争となるわけですが、イランはそれを望んでいるのかどうか。





イスラエルが、イランが大規模な報復を準備していると発表。米国は潜水艦を派遣、空母群を急行させた

Israel Says Iran Poised For Major Retaliation; US Deploys Sub, Hurries Carrier Group
zerohedge.com 2024/08/12


154発以上の対地巡航ミサイルを搭載したミサイル潜水艦ジョージア号が作戦地域に入るよう命ぜられた。

 

イスラエルの情報機関は、イランの意図に関する最近の評価に大きな変化があり、イランは結局イスラエルへの大規模な攻撃を準備しており、それは数日以内に実行されるだろうと考えていると報じられている。

これは、7月31日にテヘランでハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏を爆殺したことに対するイスラエルへの攻撃をレバノンの過激派組織ヒズボラに任せるよう、国際的圧力と米国の軍事的威嚇によってイランが説得されたとイスラエルが結論付けた後のことだ。

イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相は 8月11日の会談で、米国のロイド・オースティン国防長官と自国の最新の評価を共有したとアクシオス誌が報じた

ギャラント国防相はオースティン国防長官に対し、イランの行動は大規模攻撃を準備していることを示していると語った。また 11日、ギャラント国防相はイスラエル国防軍部隊に対し、イランとヒズボラは「過去にない方法で我々に危害を加えると脅している」と語った。

イスラエルの情報機関のこの不安定な評価は、イラン政府内で進行中の議論を反映していると、情報機関にアクセスできる情報筋がアクシオス誌に語った。

しかし、イラン革命防衛隊(IRGC)は、4月13日のイスラエルへの攻撃よりも厳しく広範な対応を求めているが、イランの新大統領とその顧問たちは、今地域で緊張が高まってもイランの利益にはならないと考えているとも情報筋は語っている。

米国防総省の報道官は、オースティン氏はギャラント氏に対し、米国は「イスラエルを防衛するためにあらゆる可能な措置を取る」と約束し、「地域の緊張が高まっていることを踏まえ、中東全域で米国の軍事力態勢と能力を強化していることを指摘した」と述べた。

米軍の態勢強化には、中央軍の戦域へのミサイル潜水艦ジョージアの配備も含まれている。

ジョージア州キングスベイを本拠地とする同艦は、トマホーク対地巡航ミサイルを最大 154発搭載し、地中海で英国、ノルウェー、イタリアの部隊を含む海兵隊の偵察部隊や特殊作戦部隊との合同訓練を最近完了した。

国防総省によると、オースティン長官はまた、すでに F-35C と F/A-18 戦闘機を積んで紛争地帯に向かっているエイブラハム・リンカーン空母打撃群に「航行を加速」するよう命じた


オースティン国防長官は、エイブラハム・リンカーン空母打撃群に「航行を加速」するよう指示した。

先週、米中央軍は、イランまたはその代理勢力による地域的緊張の高まりの可能性を軽減するため、不特定数の F-22 ラプターステルス戦闘機が同軍の責任地域のどこかに到着したことを確認した

一方、ロシアはイランに防空装備を供給しており、レーダーやおそらく S-400 対空ミサイルの部品も含まれている。

これがどのように機能するだろうか。

イスラエルはイランの主権をセンセーショナルに侵害してイランを挑発し、その後、米国政府はイスラエルをその後の反応から守るために莫大な資金を費やし、同時に、それが国に奉仕する方法だと信じ込まされている軍人を危険にさらしている。

一種のパターンを感じるのは、数か月前にイスラエルがシリアのイラン外交施設を爆撃した際に同じシナリオが展開されたためだ。イランが反撃すると、米軍が介入して飛来する弾丸を破壊した。

国別の費用は明らかにしていないが、アナリストたちはイランの 4月の攻撃にかかった費用はわずか 8千万~ 1億ドル(約 120億円〜 150億円)だったのに対し、米国、イスラエル、およびその同盟国が展開した防衛には約 10億ドル(約 1500億円)の費用がかかったと推定している。







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