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インドとパキスタンに連なるパンジャブ地方の農作地帯で歴史的な雹嵐の被害が発生。東京ドーム1000個に近い面積の小麦が全滅の可能性

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bushahi.com

 

エネルギー危機で農場経営が厳しい中で

イランでの戦争によるエネルギーや肥料供給の混乱もあり、今、世界中で「食料供給の今後」についての懸念が出始めていますが、こういう時に大きな農作被害というのが起きてしまうものなのですね。

インド北西部からパキスタン北東部にまたがる「パンジャブ」という地域で、4月2日頃から激しい雹嵐と大雨が降り、もともと、このあたりは小麦の大きな生産地なのですが、そのかなりの部分が、雹などでダメージを受けたことが報じられています。

パンフジャブ地方

wikipedia.org

雹の被害の状況を示す動画

被害面積は、パキスタン側からは公式には出ていないですが、インド側の発表によると、9万エーカーくらいに被害が出ている可能性があり、「 1,000エーカー=東京ドーム約 85個分」と考えますと、かなり壮絶な面積での被害が出ている可能性があります。

インドもパキスタンも、イランの戦争、あるいはホルムズ海峡の閉鎖によるエネルギー価格の高騰が激しく(どこの国でもそうですが)、農家の方々が、ただでさえ苦労していたところに、こういう被害が起きました。

インドやパキスタンの小麦と日本への食料供給には直接の影響はあまりないとはいえ、世界的な食糧供給の危機の中で、このような大規模な穀物の被害は影響もある程度はあるかと思います。

食料問題が拡大するかもしれないことについては、以下の In Deep の記事で書きました。

51年ぶりに訪れている混乱の景気循環サイクルの中で、最も深刻な事象は「飢餓による大量死の拡大」かもしれない
In Deep 2026年4月5日

食糧流通については、悪化する案件が最近は多いですね。

パンジャブでの大雨と雹嵐について現地の報道をご紹介させていただきます。




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大雨と雹嵐により、パンジャブ地方全域で成熟した小麦が被害を受ける

Rain, hailstorm damage mature wheat crop across Punjab
DAWN 2026/04/04

過去2日間の豪雨と雹により、ムルタン、ムザファルガル、コット・アドゥ、ライヤなど、パンジャブ州南部の一部地域で小麦畑や太陽光発電設備が被害を受けた。

この気象は、ラホールを含む複数の地域で断続的な豪雨、強風、そして雹をもたらした。

ムザファルガルとコット・アドゥの農家は、雹が畑を直撃した被害を報告しており、ライヤでも同様の被害が報告されている。住民はまた、住宅に設置されたソーラーパネルや農業用井戸にも被害が出ていると報告しており、雹によってパネルが割れたり、一部地域では電力供給が途絶えたりしている。

雨の影響で都市部と農村部の両方で電力供給が途絶え、ほとんどの地域で最大 24時間の停電が発生した。

雨と暴風雨は、ムザファルガル地区のアリプール郡でも電柱に被害を与え、複数の電柱が倒壊し、農村部と都市部で完全な停電を引き起こした。

アリプール・メプコ社の XEN サナウラ氏は、電柱の修復作業を進めており、作業完了後には電力供給が再開されると述べた。同氏は、電力インフラへの被害修復の時期については明言せず、嵐と豪雨の影響で、電力供給を再開できる状態に戻すには時間がかかると述べた。

ムルタン市では、木曜 (4月2日)夜から降り始めた雨が続き、金曜には再び激しい雨が降り出したため、水道衛生庁は厳重な警戒態勢を敷いた。

降雨量報告によると、カディ・ジャマンダン廃棄物処理場で24mm、オールド・シュジャバード・ロードで 13mm、スラジ・ミアニで 10mm、チュンギ 9番地で 7mm、カーン村で 4.4mmの降雨量が記録された。

当局者によると、職員には道路や低地からの早期排水を確実に実施し、苦情への対応が完了するまで現場に留まるよう指示が出されているという。

一方、ラホールでも雨が降ったとの報告があり、市内各地で小雨から中程度の雨、激しい雨が降った。樹木が倒れたり、ソーラーパネルが損傷したりしたとの報告もあった。

ラホール水道局のデータによると、タジプラでは13.4mm、ニシュタル・タウンでは 15.8mm、ジョハール・タウンでは 13.8mmの降雨量を記録し、その他いくつかの地域では小雨または霧雨が降った。

ラホールでの降雨は日常的な活動に影響を与え、パキスタン・スーパーリーグの試合はグラウンドが濡れていたため延期された。

気象庁はパンジャブ州の一部地域でさらなる降雨を予報しており、当局は農家に対し、被害を最小限に抑えるための予防措置を講じるよう勧告している。




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