こちらは5月にドイツで起きた兵器工場の爆発。RT
7月29日に、ドイツ最大の化学工場である、多国籍化学大手 BASF 社の最大の工場で大爆発が発生したことが報じられていました。
爆発といえば、昨年、一昨年と、欧米などで食糧施設やリサイクル工場などの爆発や火災が連続していた時期がありました。
また、ドイツに関していえば、5月に、
「兵器工場で爆発が発生」
したという出来事もありました。冒頭の写真です。
ドイツの兵器工場で爆発が発生
地元消防署の発表によると、ドイツの兵器メーカー、ディール社のベルリン工場で火災が発生した。同社はIRIS-T防空システムを製造しており、ドイツ政府は 2022年後半からウクライナにこの防空システムを数基供給している。
ベルリン消防局は、「化学物質も保管されている工場の建物が燃えている」と報告し 、190人の人員が現場に派遣された。
ベルリナー・ツァイトゥング紙は、この工業施設には硫酸やシアン化銅などの物質が備蓄されていたと報じた。
同紙が緊急サービス当局者の話を引用して伝えたところによると、汚染レベルの上昇はこれまでのところ、火災が発生した建物のすぐ近くでのみ検出されたという。
ベルリン消防局は、地元住民に窓やドアを閉め、エアコンをオフにするよう勧告した。
RT 2024/05/03
この際も、化学物質がある程度漏洩したようですが、今回の化学工場の爆発については状況は明らかにされてはいません。
ドイツでは、化学物質が大量に保管されている場所での爆発が、やや連続しているようです。
ロシア RT の記事です。
ドイツ最大の化学工場で大爆発が発生
Huge explosion reported at Germany’s biggest chemical plant
RT 2024/07/29
BASF社のルートヴィヒスハーフェン工場で爆発とそれに続く火災が発生した。
多国籍化学大手 BASF は、ドイツのルートヴィヒスハーフェン工場で爆発とそれに続く火災が発生し、少なくとも 14人の作業員が負傷したと発表した。
事件は 7月29日の午後、世界最大の総合化学品生産施設である広大な工場で爆発音が聞こえたことから始まった。施設からは濃い黒煙が立ち上っており、地元住民は窓やドアを閉めておくよう指示されたと伝えられている。
当局はその後、警戒解除を出し、警報を解除した。
BASF は声明で「この事故で従業員 14人が軽傷を負った」と述べ、影響を受けた従業員全員が現場で予防措置を受けていると付け加えた。
同社は、火災は工場の消防隊によって消し止められ、危険な化学物質が環境に漏れ出ることはなかったと主張し、付近では「炭化水素濃度がわずかに上昇した」ことが記録されただけだと付け加えた。
「いかなる時点でも公衆への危険はなかった」と BASF の声明は主張した。
同社は、事故の原因はすでに特定されているが、今のところ公表していないと述べた。
BASF は世界最大の化学製品メーカーで、ドイツのルートヴィヒスハーフェンに本社を置いている。この敷地内の工場は同社最古かつ最大の施設で、子会社や合弁会社が 80か国以上で操業しており、生産拠点は約 400か所ある。