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「どこからでも感染する」:中国の科学者が新型コロナウイルスを「ドアノブ」から検出し、スマートフォンを含むあらゆる日常品が感染経路となる可能性を警告。また、エアロゾル化した糞便による大気感染も懸念される

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Global Times




 

新型ウイルスは乾燥に強かった…

中国のグローバルタイムズで、「患者の家のドアノブからウイルスが検出された」という中国の科学者たちの発表が報道されていました。検出されたのは、ウイルスの核酸(コロナウイルスの場合は RNA )です。


参考画像 doorknob

また、患者の糞便にウイルスが含まれていることはすでに知られていましたが、そのために、このコロナウイルスが、まるでノロなどの感染性胃腸炎のように「消化器系を介して伝染する」可能性、さらには、糞便等がエアロゾル化して、それが空調などの大気に拡散する可能性があると述べています。

その前日に、中国の健康委員会は、

「新型コロナウイルスは、適切な状況下では物質の表面で最大 5日間生存できる」

と発表していますので、もはや飛沫とか直接接触ではなくとも、「どこからでも感染し得る」ことが確認されたことになります。

新型ウイルスの驚異的な感染拡大の理由が少しわかった気がします。

以下の In Deep の記事に「新型コロナウイルスが乾燥に強かったらイヤだな」というようなことを書いたのですが、新型コロナウイルスは乾燥に強いようです。

強力な病原体が世界各地で発生中。アメリカでは過去最強のインフルエンザ、中国湖南省ではH5N1鳥インフルエンザ、そして「史上最強のウイルス」である可能性が見えてきた新型ウイルス

こうなりますと、日常用のマスクにはほとんど防御能力はないことになり、少なくともウイルス防御用に特化しているマスク以外は意味がないことになりそうで、防御法を見出すことがさらに難しくなってきたのかもしれません。

グローバルタイムズの報道をご紹介させていただきます。


Transmission ways of nCoV spark concern
Global Times 2020/02/03

新型コロナウイルスの感染経路に対しての懸念が広がる

新型コロナウイルスの感染のルートに関して新しい経路が報告された。

ウイルスの核酸が人体の体内ではない場所で検出されており、このウイルスがこれまで知られていない未知の経路で感染する可能性があるという中国国民の懸念を引き起こしている。

中国の科学者たちは、広州在住の感染が確認されている患者の家のドアノブでコロナウイルスの核酸を発見した。これは人体外において新型コロナウイルスが検出された最初の事例となる。広州日報が 2月3日に報じた。

ドアノブからウイルスの核酸が検出されたという事実は、他にも、携帯電話やスマートフォンの画面やコンピュータのキーボード、あるいは蛇口、その他の家庭用品から間接的にウイルスが感染する可能性があることを示すと専門家たちは言う。

2月3日に新型コロナウイルスの感染が確認された中国東北部の吉林省出身の男性は、1月の会議中に新型ウイルスへの感染が確認されていた他の患者と同じマイクを使用したという経験を語った。

感染が呼吸器からの飛沫や接触感染以外からもあり得ることを示す例は他にもある。

たとえば、感染が確認された患者が暮らしていた 2階に住んでいた内モンゴル自治区出身の 40歳の男性は新型コロナウイルス感染と 2月1日に診断されたが、2月2日の内モンゴル自治区の保健当局によると、この男性は他の都市には行っておらず、患者との接触もなく、また、いかなる野生動物とも接触していない。そのような市場にも行ったことがないという。

これを受けてネットでは、この内モンゴルの患者が、トイレの配管や換気装置を介して感染している可能性があることを懸念する書き込みが相次いだ。

専門家たちは、患者の便および肛門からの分泌物から、この新型コロナウイルスの核酸が見つかっているため、このコロナウイルスが消化器系を介して伝染する可能性があると警告している。

このため、新型コロナウイルス患者が見つかった場合、保健当局は、中央空調システムを停止することを提案している。

このような提案が示された理由としては、2003年の SARS の流行の際に、香港アモイの住宅団地で、エアロゾル化した糞便が配管を介してフロアからフロアに広がったことにより 300人以上が SARS に感染したという事件があったためだ。







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