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エチオピアで、ひとつの土砂崩れにより500人以上が死亡した恐れ

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土砂崩れの起きた現場foxweather.com




現在の北半球は、ひたすら暑さに見舞われているところもあれば(日本の一部がそうです)、激しい雨に繰り返し襲われている地域も実は多いです。とにかく「極端」という表現がよく合う気候となっています。

そんな中、アフリカのエチオピアで、大雨による土砂崩れで、「 500人以上が死亡した可能性がある」という報道がなされていました。

ひとつの土砂崩れでの死者数としては相当なものですが、5月には、パプアニューギニアで、土砂崩れにより 300人以上が死亡したことをお伝えしたことがあります。

自然災害もなかなか極端になってきている感じはしますけれど、しかし、今の激しい状況を考えますと、今後、世界中でまだまだ激化する可能性を考えざるを得ないです。

曖昧な表現ですが、何だか自然のエネルギーそのものが激化しているように感じるのですね。

エルニーニョだとか、いろいろと理由付けはできる部分もあるのかもしれないですが、気温にしても何にしても、それらの理解を超えてきています(気温に関しては、やや理解できますが)。

エチオピアの土砂崩れに関しての報道です。





エチオピアの土砂崩れで500人以上が死亡の恐れ

More than 500 feared dead in Ethiopia landslides
Fox Weather 2024/07/27

アフリカで 2番目に人口の多いエチオピアで発生した土砂崩れにより、現時点までに数百人が死亡しているが、当局は死者数が急増する恐れがあると警告している。

国連人道問題調整事務所は、エチオピア南部のゴファ地区として知られる遠隔地で大雨により山腹が崩壊したと報告している。

現場の写真には、犠牲者を捜すために泥や瓦礫を手作業で取り除く村人たちの様子が写っている。

最新の報告によれば、確認された犠牲者は 257人とされているが、地元当局は死者数が 500人近くに達すると予想している。

エチオピアは地形と異常気象に対する脆弱性により、洪水や地滑りが発生しやすい。

NOAA (アメリカ海洋大気庁)の衛星は、この地域の一部で通常の 400%を超える降雨量が記録されたと推定している。

エチオピアは現在、晩夏から秋にかけての雨季を迎えている。

評価チームは、1万5000人以上の住民が危険地帯から脱出するための輸送手段を必要としていると推定し、政府が避難計画を最終調整中であると述べた。

「これらの人々はさらなる土砂崩れの危険にさらされており、直ちに安全地帯へ避難する必要がある。その中には少なくとも 5歳未満の子ども 1,320人と妊婦および授乳中の女性 5,293人が含まれている」と国連人道問題調整事務所の速報は述べた。

内陸国である同国はコレラ危機にも見舞われており、援助団体はアフリカ大陸全土で汚染された水により数千人がコレラにかかったり、死亡していると報告している。

国連は、2022年初頭以来、エチオピア、コンゴ民主共和国、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエなどの国々で、6,859人の死亡を含む約 40万人の感染が報告されたと報告した。

エルニーニョと呼ばれる世界的な気象パターンは、東アフリカで大雨を引き起こすことが知られている。

2023年6月にエルニーニョ現象に突入し、エルニーニョ南方振動の中立状態に移行するまでほぼ 1年間続いた。

予報官たちは、今年末までに世界がラニーニャ現象と呼ばれる現象に移行すると広く予想しており、その結果エチオピアでは降雨量が例年を下回り、干ばつや飢饉につながる可能性が高くなると予測されている。







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