全世界で誇張されていたコロナによる死亡者数
ギリシャの専門家たちの研究により、ギリシャにおいて、
「コロナが原因で死亡したとされた人たちのうち、死亡原因がコロナと関連していたとされた死亡者の割合は、約 55%だけだった」
とする論文が発表されていました。
論文はこちらにあります。
要約の冒頭は以下のようにあります。
論文より
ギリシャの病院では、SARS-CoV-2 検査が陽性であった死亡者はすべて COVID-19 による死亡としてカウントされている。
私たちの目的は、オミクロンの感染拡大中に病院で死亡し、COVID-19 による死亡として登録された患者の中で、COVID-19 が死亡の主因であったか、死亡の寄与原因であったか、または死亡とは無関係であったかを調査することであった。
さらに、これらの死亡の分類に関連する要因を分析することを目指した。2022年1月1日から 2022年8月31日までにギリシャのアテネを担当する 7つの病院で COVID-19 による死亡として報告されたすべての院内死亡を遡及的に再検討した。
その結果、
・コロナによる死亡とされた死亡者は 54.7%
・コロナとは関係ない死亡者(それでもコロナ死とされた)は 45.3%
だったと書かれています。
しかし実は、それ以前の 2020年頃のコロナ死亡数の誇張は、こんなものではなかったのですが、このギリシャの調査研究は「オミクロン時の死亡者」を再検討したはじめての論文でしたので、ご紹介させていただいている次第です。
なお、他の国も似たようなものです。2023年7月のロシア RT の報道の冒頭は以下のように始まります。
2023年7月18日のRTより
米国ニューヨーク・タイムズ紙は 7月17日、アメリカ疾病管理予防センター (CDC)のデータを引用し、COVID-19 による米国の死亡者の 3分の 1近くが実際には別の原因によるものであると認めた。
NYタイムズは以下のように述べた。
「公式の COVID-19 による死亡者数は、おそらく誇張されている。なぜなら、根本的な死因ではなかったにもかかわらず、死亡時にウイルスに感染していた人も含まれているからである」
これについては、以下の記事で全文を訳しています。
・2020年の欧米のいわゆるコロナ死のほとんどは「コロナ以外の死亡」だったことが今にして認められている。しかし数字のカラクリは今も続いているようで
In Deep 2023年7月19日
特にイタリアで行われた調査の結果はすごいもので、
「コロナ死とされたうち、実際にコロナが原因で死亡したと考えられる人は、公表されていた数字の 2.9%だけ」
であることがわかりました。
2020年のイタリアのコロナ死者数の推移
ourworldindata.org
日本でも 2020年などは特にそうだったと思います。全部が「 PCR検査によるカラクリの数字」だったんです。
ある日本の事例では、交通事故で亡くなったのに、検査でコロナ陽性となったので、コロナ死とされたという話もありました。
いずれにしても、これらの死亡者の誇張により、人々のコロナに対する恐怖は増大し、あのような緊急事態宣言とかマスクの事実上の義務化とかに突き進んでいったのです。
今さらこんなことを言っても仕方ないのですけどね。マスクなんて今でもしている人はしていますし。
ギリシャの論文の調査結果をまとめた記事をご紹介いたします。
「COVID-19による死亡」の約半数はCOVID-19が原因ではなかったことが新たな研究で判明
BREAKING - Nearly Half of “COVID-19 Deaths” Were Not Due to COVID-19, New Study Finds
thefocalpoints.com 2025/04/22
主な調査結果:
COVID-19による死亡者数の過大な過大計上
・COVID-19 による死亡として登録された病院での死亡者 530人のうち、実際に COVID-19 が原因であったのはわずか 290人(54.7%)だった。
・240人の死亡(45.3%)は COVID-19 とはまったく無関係であることが判明した。患者は PCR 検査で陽性であったが、症状はなく、COVID特有の治療を必要とせず、明らかに無関係な原因で死亡した。
死亡証明書の不正確さ
・COVID-19 が直接の死因であると記載された 204の診断書のうち、臨床検査の結果、そのように確認されたのはわずか 132件(64.7%)だった。
・COVID-19 が一因として挙げられている 324件の証明書のうち、実際に関連性があると判明したのは 86件 (26.5%) のみだった。
院内感染の誤分類
・入院中に感染した患者は、COVID-19による死亡として誤分類される可能性が有意に高かった(OR: 2.3 、p = 0.001)。
若年層と重度の合併症は誤分類と関連している
・COVID-19 で死亡した患者は若年層が多く、免疫抑制状態であったり、末期肝疾患であったり、他の原因で入院していたりする傾向が強かった。
症状と治療法は大きく異なる
・COVID-19 が原因で死亡した患者は、次のような可能性が高かった。
・典型的な症状を示す:低酸素症(44.1%)、息切れ、発熱、咳
・酸素サポートが必要(93.4% vs. 66.9%)であり、COVID 特有の治療を受けている:
・レムデシビル(5日間コース:61.9%対35.2%)
・デキサメタゾン(81.7% vs. 40.7%)
この研究の強み
・この研究は死亡診断書のコード化をはるかに超えて、厳密な多元的な臨床監査を実施した。
・完全な医療カルテのレビュー:医師のメモ、検査データ、画像、治療記録が含まれる。
・担当医のインタビュー:構造化されたアンケートにより、患者を治療した医師からリアルタイムの臨床的洞察が収集された。
・独立した専門家による二重評価:経験豊富な感染症専門医 2名 (それぞれ COVID 症例数 2,500件超の経験あり) が各症例を独立してレビューし、分類の正確性を確認した。
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この研究では、ギリシャで発生したオミクロン波において登録された COVID-19 による死亡者のほぼ半数が誤分類されており、真の原因が COVID-19 であることを裏付ける臨床的証拠がないことが明らかになった。
西側諸国でも同様の死亡分類方法が採用されていたことを考えると、他の地域でも COVID-19 による死亡者数が同程度に人為的に水増しされていたと結論付けるのが妥当だ。
この急激な死亡者数の膨張は、現在多くの人が組織的心理作戦(PSYOP)であると理解しているものと一致しており、恐怖心を植え付け、ロックダウン、マスク着用義務、大規模な mRNA 注入キャンペーンなどの厳格なパンデミック対策への遵守を最大限にするために設計されていたようだ。