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ラダポ氏の戦争:米フロリダ州保健局が「いかなる状況でも、mRNAコロナワクチン接種を受けないように」と新しいガイダンスで勧告

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更新されたフロリダ州保健局のコロナワクチンのガイダンスページ

content.govdelivery.com




孤独の戦いを進めるフロリダ州公衆衛生局長官

アメリカのフロリダ州保健局が、9月12日に、「コロナワクチン接種に関するガイダンス」を緊急更新しました。

その内容は、平たく書けば、

「フロリダ州民には、今後 mRNA コロナワクチンを決して接種しないように勧告する」

というように捉えられるものでした。

現在のアメリカでも、州保健局としての正式な声明として、これは大変に珍しいことだと思います。

このフロリダ州の保健当局のトップである公衆衛生局の長官は、ジョセフ・ラダポ(Joseph Ladapo)氏という方で、長くコロナ対策とコロナワクチンに対して批判的な立場を(おそらく米国の州公衆衛生局長官の中でただひとり)とり続けていた方です。

フロリダ州公衆衛生局のジョセフ・ラダポ長官

scientificamerican.com

フロリダ州の大学でマスク着用を「義務ではなく任意」にしたのもこのラダポ長官でした。それまでは大学でのマスク着用は義務でした。

ラダポ長官については、たとえば、英語版の Wikipedia の冒頭では以下のように批判されています。

Joseph Ladapo - Wikipedia

ジョセフ・アビオドゥン・ラダポは、2021年からフロリダ州の公衆衛生局長を務めている。彼は、 COVID-19に関する誤情報の拡散、ワクチン接種への躊躇、COVID-19 を制御するためのさまざまな対策への反対を理由に、CDC から警告を受けている。CDC は、「これにより、不必要な死亡、重篤な病気、入院が発生している」と述べている。

Wikipedia にボロクソに書かれていれば、信頼できる人物といえるわけなんですが、ラダポ長官は、ついに「州保健局の総意」としてのガイダンスに mRNA コロナワクチンの回避を盛り込むことに成功したようです。

今回はそのフロリダ州保健局のガイダンスをご紹介させていただきます。

このガイダンスは、その内容も非常に秀逸であり、それぞれ論文へのリンクも示されていまして、このガイダンス自体、世界のすべての人に説得力のあるもとなっています。

ここからご紹介します。リンクもすべて示します。

太字はこちらで施しています。





2024-2025年秋冬シーズンに向けたCOVID-19ブースターの最新ガイダンス

Updated Guidance for COVID-19 Boosters for the Fall and Winter 2024–2025 Season
フロリダ州保健局 2024/09/12

フロリダ州保健局は、医療提供者に対し、COVID-19 ワクチンおよびブースター接種に関する最新の文献を常に把握しておくことの重要性、および患者にインフォームドコンセントを提供することの重要性を再認識させています。

2024年8月22日、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ファイザー・ビオンテック社とモデルナ社の mRNA ワクチンの最新バージョンを承認および認可しました。

FDA は 12歳以上の人々を対象にワクチンを承認し、生後 6か月から 11歳までの子供に対する緊急使用許可を与えました。これらのブースターの標的は、 感染数がそれほど多くないオミクロン変異体とされています。 この最新のブースター承認は、ヒトで実施されたブースター固有の臨床試験データがない状態で付与されました

さらに、このブースターは、米国での感染の約 37%を占める現在優勢な株に対しては保護しません。これらのブースターがウイルスとその後の循環変異体に対して実質的な保護を提供するかどうかを示すデータは現時点では限られています。

ランダム化臨床試験は通常、治療薬の承認に使用されますが、連邦政府は COVID -19 ワクチン製造業者に対して、ブースターが COVID-19 による入院や死亡を防ぐことを実証することを要求していません

さらに、連邦政府は、 COVID-19 ブースターの安全性と有効性を裏付ける十分なデータを提供できず、また、COVID-19 ワクチンおよびブースターに関連してこれまで示された次のような安全性の懸念も認めていません。

 

・一部のワクチン接種者におけるmRNAとスパイクタンパク質の循環の長期化

・下気道感染症のリスク増加

・および、ワクチン接種後の自己免疫疾患のリスク増加

 

医療提供者は、mRNA COVID-19ワクチンおよびブースター接種に関して患者と話し合う際に、このガイダンスの情報を共有することが推奨されます。

世界的な免疫率の高さと現在入手可能なデータに基づき、フロリダ州公衆衛生局長官は mRNA COVID-19 ワクチンの使用を控えるよう勧告しています

65歳以上または基礎疾患のある患者に対するCOVID-19 に関連する健康リスクを懸念する医療提供者は、患者が非 mRNA COVID-19 ワクチンと治療を受けられるように優先する必要があります。

 

安全性と有効性に関する懸念

医療提供者と患者は、以下にあるような mRNA COVID-19 ワクチンの安全性と有効性に関する未解決の懸念を認識する必要があります。

 

・mRNA COVID-19ワクチンは、健康な個人に潜在性および臨床的な心筋炎その他の心血管疾患を引き起こすリスクをもたらします。

・mRNA COVID-19ワクチンは、体位性頻脈症候群(POTS)のリスク増加と関連している可能性があります。

・mRNA COVID-19ワクチンは、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、乾癬などの自己免疫疾患のリスク増加と関連している可能性があります。

・パンデミックの間、さまざまな地域で行われた研究により、mRNA COVID-19ワクチンは 4~ 6か月後に効果が薄れることが判明しました。 有効性が低下するにつれて、COVID-19ワクチン接種を受けた人の感染リスクが上昇することが研究で示されています。

・mRNA COVID-19ワクチン由来の mRNA およびスパイクタンパク質の上昇レベルは、一部の個人において無期限に持続し健康リスクをもたらす可能性があります。

・mRNA COVID-19ワクチンからの潜在的な DNA 統合は、精子または卵子配偶子に組み込まれた DNA が mRNA COVID-19 ワクチン接種者の子孫に受け継がれるリスクを含め、人間の健康とヒトゲノムの完全性に対して特異かつ高いリスクをもたらします。

・mRNA COVID-19 ワクチンの追加接種ごとに潜在的な悪影響のリスクは不明ですが、現在、個人は 3年間でこのワクチンを 5回から 7回接種している人たちがいる可能性があります。

 

生活習慣と全体的な健康を改善することが、COVID-19 による重篤な疾患の危険因子である心臓病、2型​​糖尿病、肥満のリスクを管理し、軽減するのに役立ちます 。

フロリダ州公衆衛生局長官と保健省は、フロリダ州民に対し、以下の方法で全体的な健康を優先するよう引き続き奨励しています。

・身体を動かし続けること

・加工食品を最小限に抑えること

・野菜と健康的な脂肪を優先して摂取すること

・必要なビタミンDレベルを維持するために屋外で過ごす機会を増やす







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