隕石と小惑星

小惑星が、地球から月までの距離のわずか0.05倍の場所を通過

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数日前には20メートル以上の小惑星が地球の近距離を通過

このところ、地球に非常に近く接近する小惑星が、

「最接近する直前に発見される」

という事例が増えています。

日本時間 9月21日 6時19分頃に、地球の比較的すぐそばを、2026 SZ2 と命名された小惑星が通過しました。

最接近時の地球との距離は 0.05LD という非常に近い距離でした。

諸惑星の接近距離については、この「 LD 」という単位が使われます。

LDは「月距離」という意味で、月と地球の距離である 38万4,401 kmが 1LD となります。

すなわち、0.05LD は、約 21,100kmということになり、結構、遠いと思われるかもしれないですが、天文学的な意味で小惑星の通過距離としては、非常に近いもので、通常はほとんどありません。


日本時間9月21日、小惑星2026 SZ2が地球の中心から約21,100km距離を通過。NASA/CNEOS




この小惑星の大きさは、2.1から 4.6メートルとされていますので、仮に地球に衝突したとしても、大気圏で燃え尽きる大きさで地球には何の影響もなかったでしょうが、異例の近さではありました。

また、この小惑星は、以下の報道のように、「通過する約 14時間前に初めて観測された」のでした。

> この天体は、アリゾナ州にあるアリゾナ大学マウント・レモン調査団によって、9月20日午前6時56分頃 UTC、つまり最接近の約 14時間23分前に初めて観測された。watchers.news

実は、9月16日にも、2026 RG15 と命名された小惑星が 0.2 LD という非常に近い場所を通過しました。

こちらは、直径が「約 24メートル」であり、これが地球を直撃した場合は、もしかすると何らかの影響が出ていた可能性もあります

9月16日に地球近くを通過した小惑星2026 RG15

これについて、天体科学者のステファン・バーンズ氏は、以下のように X に書いていました。

> 地球は今日、直径約 24メートルと推定される小惑星と接近遭遇(0.2LD)しました。参考までに、1908年の有名なツングースカ事件を引き起こした小惑星は、直径 50~ 60メートルと推定されています。

数日の間に、0.2LD より近い場所を連続で小惑星が通過するというのは、かなり珍しいことです。

地球近くを通過する比較的小さな小惑星は、これらのように「通過する直前に観測される」ものも多いです。

もちろん数メートル程度の小さな小惑星なら、衝突したとしても、ほとんど問題はないですが、数十メートルの小惑星が同じように直前に発見されて、地球を直撃した場合は、少し面倒かもしれません。




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