2017年10月30日のイタリア・イスプラ上空
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10月29日、イタリア北部の夕暮れに異様な景観をした雲が広がりました。
この写真が撮影されたのは、イタリア北部にあるイスプラという街でした。
イスプラの場所
何ともすさまじい空の様子ではありますが、この雲は、いわゆる「アスペラトゥス波状雲」というものに近い気がします。
アスペラトゥス波状雲というのは、2009年に初めて正式に雲の分類として認定されたものですが、「最近になって唐突に出始めた雲」でもあります。
Wikipedia – 波状雲 には、アスペラトゥス波状雲について以下のように説明されています。
2009年、英・雲評価学会によって新種認定された雲に「アスペラトゥス波状雲」がある。アスペラトゥス(asperatus)とは"荒々しい、荒れ狂った"といった意味であり、アスペラトゥス波状雲は日本語にすれば「荒狂波状雲」となる。 近年頻繁しているが詳しい原因は分かっていない。
そして、今回のイタリアの場合、それが「赤く染まっている」ということで、世界的に見ても珍しい風景だと思われます。
発生原理がわからないままに世界中で増加し続けているアスペラトゥス波状雲は、確かに人に何かを訴えかける迫力を持っています。