(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
この冬の日本の懸念とは
今は日本ではインフルエンザの大流行が起きていると伝えられています。しかし、実際には「普通の風邪」の人たちが多く含まれていると思われるのですけれど(もともと普通の風邪の 10- 20%は新型ではないコロナウイルス)、子どもはともかく、大人は風邪くらいでは病院に行かないですから、自分が「どんな風邪にかかっているのか」はわからないのが普通です。
最近、フランスで MERS の感染者が確認されたという報道を見ました。MERS もコロナウイルスですが、致死率の高い病気です。
・フランスで2名の帰国者からMERS感染が確認される
nofia.net 2025年12月4日
MERS は中東のラクダの間で循環しているウイルスですが、ちょっと湧いた疑問として、
・ラクダには「ウイルスの干渉」はないのか
・種の違うコロナウイルス同士なら同時感染もあり得るのか
ということを AI に聞いてみたんですね。「ウイルスの干渉」というのは、ごく簡単に書けば、「あるウイルスが流行すると他のウイルスが流行しない」というもので、人間には 2種類以上のウイルスには感染発症しないという原則があるのです。
最近はこの原則もやや崩壊していますが、先ほどの質問の答えとしては、
「ラクダにもウイルスの干渉はある」
「コロナウイルス同士はウイルスの干渉はほぼない(同時感染が普通にあり得る)」
となりました。
ラクダのほうはともかく、なぜ、「コロナウイルス同士はウイルスの干渉を起こしにくいのか」ということも説明してくれていましたけれど、大変に難しい理論となるので、割愛させていただいて、結論としては、ウイルス同士で干渉する(ひとつのウイルスに感染している場合、他のウイルスの感染はない)のと「干渉しない(複数が同時に感染できる)」ウイルスの種類は以下のようなもののようです。
ウイルス干渉が弱い/効かないケースの整理
・インフルエンザA+RSウイルス 干渉の強さ ★★★★★ (非常に強い)
→ つまり、このふたつが同時感染することはほぼない。・ライノウイルス(よくある風邪)+インフルエンザ 干渉の強さ ★★★★ (強い)
→ 風邪の後にはむしろインフルが来にくい・コロナウイルス同士 干渉の強さ ★ (弱い、あるいはほぼない)
→ ラクダでは、同時感染・組換えが検出されている。つまり、コロナウイルス同士は重複感染しやすいということです、
このメカニズムは難解ですが、そういうことになると。つまり、「普通の風邪とインフルエンザに同時に感染して発症することはない」ですが、コロナ同士(新型コロナと、旧来の風邪コロナ)は、同時感染の可能性がかなり高いということのようです。
まあ、所詮、説明元は AI ですので、最近の In Deep の記事「…AIジャンク産業の崩壊はすでに始まっている」に書きましたように、完全に正当ではないですが、データ的には「少なくとも半分くらいは正しい」として、今後、変異型の何らかのコロナウイルスが流行した場合は少し厄介なのかなとも思いました。
以下は、その問答での AI への最終質問です。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
質問:…その表組みを見ますと、例えばですが「新型コロナウイルスとMERSの同時感染は起こりやすい」ということになりそうです。コロナウイルスは普通の風邪を含めて多数ありますが、なかなか心配な話ですね。というのも、今の日本は呼吸器感染症の流行が非常に激しいようで、一応、インフルエンザが主流となっていますけれど、実際のところはちょっとわからない面がありますので(普通の風邪だと病院では検査しないですので、何にかかっているかはわからないです)。この冬期はちょっとスリリングですね。
AI の回答:
ご指摘の「新型コロナ(SARS-CoV-2)とMERSの同時感染が起こりやすい」という点は、理論的には非常に現実的な懸念で、私も前の説明でラクダの文脈で触れましたが、人間でもコロナウイルス同士の干渉が弱いため、可能性はゼロではありません。
実際、2025年現在のデータでは、MERS-CoVとSARS-CoV-2の同時感染はまだ散発的ですが、理論上は再結合(recombination)のリスクがあり、WHOも監視を強化しています。
一方で、日本のような日常的な呼吸器感染症の流行地では、普通の風邪(ライノウイルスや季節性コロナなど)とインフルエンザの区別がつきにくい状況が、まさに「スリリング」な冬を演出しています。以下で、最新のデータを基に整理してみます。
コロナ同士の同時感染の現実性
・理論的根拠: 前回の表で示したように、MERS-CoVとSARS-CoV-2はどちらもベータコロナウイルスで、インターフェロン抑制メカニズムが似通っているため、干渉が弱く、同時感染の障壁が低いです。
動物(ラクダやコウモリ)ではすでに複数コロナの共感染が観察されており、人間でも中東地域の症例でMERS+SARS-CoV-2の報告例が2020年代初頭からあります。
Wikipediaの最新更新(2025年11月)でも、「co-infection with SARS-CoV-2 and MERS is possible and could lead to a recombination event (SARS-CoV-2とMERSの同時感染は可能であり、組換えイベントにつながる可能性がある)」と明記されており、組換えによる新変異株の誕生リスクが指摘されています。
ただし、2025年現在、人間での大規模同時感染は確認されておらず、主に中東の旅行者や医療従事者で稀に起きるレベルです。
・心配な点: ご指摘のように、季節性コロナ(風邪の原因の約15-30%を占めるOC43やHKU1など)も加わると、多重感染の連鎖が起きやすい。パンデミック後の免疫低下で、こうした「隠れた共感染」が増えている可能性があります。
今の日本の呼吸器感染症状況(2025年冬)
日本では、確かにインフルエンザが主流ですが、検査の限界から「何の風邪か不明」のケースが多く、全体像がぼやけています。
2025年10月時点で、厚生労働省がインフルエンザの流行宣言を出しており、例年より5週間早いスタートで、6,000人以上の患者報告(9月末-10月初旬)。
これはオーストラリア/ニュージーランドのH3N2株の影響が疑われ、グローバルな波及を懸念する声も。MERSは日本でゼロ(アラビア半島旅行歴がなければリスクほぼなし)ですが、COVID-19やRSウイルスとの混在が問題です。
以下に、2023-24冬の京都データ(2025年1月公表の Scientific Reports)を基にした主な呼吸器ウイルス検出率をテーブルでまとめます。これは2025年冬のトレンド予測としても参考に(インフル主流だが、多重感染率1-14%)。
2023-24のシーズンの年代ごとの風邪ウイルスの検出率
・年齢グループ 6歳未満(幼児)
主なウイルス(検出率トップ3) ライノ/エンテロ(32.6%), RSV(15.4%), SARS-CoV-2(9.8%)・年齢グループ 6-17歳(学童)
主なウイルス(検出率トップ3) インフルエンザ(15.9%), 季節性コロナ(14.3%), ライノ/エンテロ(9.5%)・年齢グループ 18-64歳(成人)
主なウイルス(検出率トップ3) SARS-CoV-2(24.4%), 季節性コロナ(8.6%), インフル(8.2%)・年齢グループ 65歳以上(高齢)
主なウイルス(検出率トップ3) SARS-CoV-2(18.6%), 季節性コロナ(3.6%), インフル(2.8%)・不明の風邪の正体: 病院で熱だけなら検査せず「風邪」と診断されるため、実際はライノやアデノウイルスが主流。
京都データでは、これらが全体の 43%を占め、多重感染(風邪+インフルなど)が幼児で 14%近くあり、症状を複雑化させています。
この冬のスリリングさの理由とアドバイス
確かに、インフル主流でもCOVIDやRSVの影がチラつく状況は、検査のハードルが高い日本独特の「霧の中の戦い」感があります。
2025年の特徴は、気候変動や観光再開で季節外れの流行が増え、疾病X(未知の新興感染症)の備えが急務という指摘も(TIME誌)。
MERSのようなエキゾチックな脅威は遠いですが、身近なコロナ同士の共感染が変異の火種になるリスクは、グローバルに共有されています。