戦争の時代 異常な現象

スウェーデンでギャングの「手榴弾による誤認襲撃」により、一般人の母親と幼い娘が負傷。母親は危篤に

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スウェーデンでは今年1月に「ほぼ毎日(28日で32件)、爆破事件」が起きていました。rmx.new




戦場と化しつつあるスウェーデン

スウェーデンの治安の悪さも徹底したものとなってきていて、4月29日には、スウェーデン 4番目の都市であるウプサラ市で銃乱射事件が発生し、少なくとも 3人が死亡したことが報じられていました。

そんなこともあり、スウェーデンのニュースを見ていましたら、4月27日の日曜日に「とんでもない事件」が起きていたことを知りました。

ギャングが、おそらくは「襲撃するべき家を間違って」一般人の民家に手榴弾を投げ込んだのです。

これにより、その家の母親と幼い娘が負傷し、母親は危篤状態となっていることが報じられていました。

スウェーデンの「手榴弾抗争」は、2018年頃から激しくなっていまして、以下の記事で取りあげたことがあります。

ヨーロッパで始まる新しいタイプの内戦 : 手榴弾抗争が続く「スウェーデンの憂鬱」に見るこれからの世界
 In Deep 2019年11月30日

一般人が巻き添えをくらう事件も起こっていて、以下は 2018年2月の英国の報道からです。

2018年2月10日の報道より

2018年1月、スウェーデンにとっては特に暴力的な月だった。ストックホルムで路上に横たわっていた 63歳の男性が手榴弾で殺され、オランダからやって来た交換留学生は、ピザレストランで処刑スタイルの殺人中に流れ弾に見舞われた。

ヨーテボリでは、手榴弾が広場に放り込まれ、台所で爆発した。これが起きたのは主に移民が居住する郊外で、同じ場所では 2年前に手榴弾攻撃で 8歳のイギリス人の少年が殺されている。マルメでは、手榴弾が警察署に投げつけられ、警察署の外で爆発した。

こんな状況であり、2018年のスウェーデンは新年を祝うような雰囲気ではない。

spectator.co.uk

スウェーデンに関しては、以下のような最近の報道もあり、今後も状況はあまり良くはなっていかないようにも見えます。

スウェーデンのモスクの数が「過去25年間で4200%増加」
 BDW 2025年4月13日

このようなこともあるのか、最近の調査で「スウェーデン人は 2人に 1人が国を離れたいと考えている」ことが報じられていました。

手榴弾の誤認襲撃による母娘の犠牲に関する報道です。





スウェーデンでギャング暴力が激化する中、手榴弾攻撃で母娘が病院に搬送される

Mother and daughter hospitalized in grenade attack on wrong home amid Sweden’s escalating gang violence
rmx.news 2025/04/29

スウェーデンの母親と幼い娘が寝室で手榴弾が爆発し重傷を負った。当局は、ギャングによる誤認襲撃とみている。

これは、スウェーデンの移民が多数を占める犯罪組織に関連した一連の暴力事件の最新のものだ。

日曜日 (4月27日)の深夜直前、ストックホルム南部トゥンバのテラスハウス群で爆発が発生し、大規模な火災が発生したため、緊急サービスが要請された。

警察は、寝室の窓から投げ込まれたと思われる手榴弾が爆発の原因であることを確認した。

スウェーデンの新聞アフトンブラーデット紙の「爆発後、近隣住民は悲鳴を聞いた。「ホラー映画のようだった」」という報道によると、負傷した家族は犯罪行為とは無関係で、誤って標的にされたとみられる。真の標的は、犯罪組織の抗争に関係する近隣住民だったようだ。

報道によると、彼は直接的な脅迫を受けており、爆発直後には爆弾の絵文字が入った恐ろしいメッセージが送られてきたという。

「これは標的を絞った攻撃でしたが、無実の犠牲者を襲ったのは悲劇です」と警察の広報担当者は述べた。「母子は今、命をかけて戦っています」

母親は生命を脅かす重傷を負い、依然として危篤状態にあるが、娘の容態は重篤だが安定している。

この襲撃事件は、スウェーデンにおけるギャング抗争が日常生活に波及していることを改めて浮き彫りにした。

かつてはヨーロッパで最も安全な国の一つと考えられていたスウェーデンだが、近年、銃撃、爆破、爆発事件が急増しており、その多くは移民出身者を含む組織犯罪グループとの関連が指摘されている。

地元住民はスウェーデンの新聞に対し、この襲撃について語り、自分たちのコミュニティが戦場と化してしまったことへの恐怖を表明した。

「助けようとしたけど、何もできなかった」と近所の人は言った。「小さな子どもがいる家族にこんなことが起こるなんて」

「今は安全ではないと感じます」と、生まれてからずっとこの地域で暮らしてきた 20歳のララさんは言った。「こんなことが起きるなんて。心が痛みます」

治安対策の強化を求める声が高まっており、地元住民は監視カメラの設置と警察の増員を要求している。「こんな生活は耐えられません」と 27歳のアマンダ・ペッターソンさんは言う。「この地域はかつては安全でした。今では暴力がすぐそばまで忍び寄っているように感じます」

当局は、公共の安全を著しく損なう行為および可燃物及び爆発物取締法の重大な違反に該当するとして、大規模な捜査を開始した。逮捕者は未だ出ていない。

今年 1月、リミックスニュースは、28日間で 32件の爆発が記録され、スウェーデン全土でギャング関連の爆破事件が前例のないほど多発していると報じた。

「スウェーデンは西側諸国に類を見ない銃撃事件や爆破事件の蔓延に直面している」と、グンナー・ストロマー法務大臣は当時述べた。

政府は、ソーシャルメディアプラットフォームを使ってより若い層をターゲットにしたギャングのオンライン勧誘者をターゲットにする新たな取り組みに加え、責任年齢を 14歳に引き下げることを検討する計画を発表した。







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