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ロシアのアルタイ地方で湖が突然消滅。シベリアでは今年になって湖が消えた事例は2例目

投稿日:2016年9月21日 更新日:

突然消滅したことが報じられたシベリアの湖(名称不明)

 

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ロシアのシベリアで、「湖が突然消滅する」という出来事が起きたことが報じられています。

湖が消滅したのは、アルタイ地域のバルナウルという街から 15キロほど離れた村にあった湖だそうです。

バルナウルの場所

Google Map

 

下は、その様子が収められた動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=DpaRGtufrAs

 

消えた湖の大きさについては、報道では、2ヘクタールほどとのことで、ヘクタールで言われましても、どのくらいの大きさかピンと来ないのですが、1ヘクタールは 1万平方メートル、すなわち「 100m × 100m」ですので、その倍くらいということになります。

1ヘクタール
生涯学習のユーキャン

ここから考えますと、直径百数十〜二百メートル程度の湖だったようで、それほど大きなものというわけではないようですが、村の人々は、この湖で魚を捕ったり、長い間、湖と生活を共にしてきたということで、突然消滅したことに戸惑っているようです。

消滅した原因はわかっていません。

ロシアのシベリアでは、今年6月にも、湖が消滅したことをご紹介したことがありました。

ロシアの湖の水が「一瞬で」消えた
2016/06/23

2016年6月15日のロシアの報道より

v-kurse.ru

その時は、今回のバルナウルより西にあるペルミ地方という場所で起きましたが、その時の湖の大きさも直径 200メートルほどのもので、今回の湖と同じ程度の湖でした。

それにしても、今年は、「水が突如として消える」という出来事が多いですね。

最近では、

ナイジェリアの首都ラゴスで「一晩で川の水が消滅」し、その一面が正体のわからない植物で覆われる (2016/06/25)

メキシコで「またも川がシンクホールに飲み込まれて突然消滅」。しかも今度は2つの川が同時で、これで今年に入り消えた川は3つめに (2016/04/26)

などがありました。

どの事例も、そのメカニズムは今ひとつわからないですが、少なくとも乾燥していって消えたということではなさそうですので、「地質的な何らかの現象で、大地の中に水が消えていっている」と考えるのが妥当なのでしょうかね。

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