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オーストリア、ドイツ、スイスの人々の「10人に4人」が味覚や嗅覚の異常を2025年の時点でも訴えている

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indiatimes.com

 

成人の40%が何らかの嗅覚か味覚の異常を報告している

オーストリア、ドイツ、スイスの成人を対象にした最近(2025年1月)の調査で、

「これらの国の 40%が嗅覚か味覚の障害を訴えている」

ことがわかりました。

10人に 4人が嗅覚か味覚の異常の問題を抱えているというのは、相当大きな数字といえます。

論文はこちにあります。

特に、味覚よりも「嗅覚(匂い)」に関しての問題を抱えている人たちが多いようで、多い順に、

・嗅覚不耐性 29%

・幻臭症 27%

・異臭症 19%

となっていました。

嗅覚不耐性では、国民の 3人に 1人が症状を報告しているというのもなかなかすごいことですが、それにしても、これらの嗅覚症状の名称は聞き慣れないものですので、一応調べたものを記しておきます。

嗅覚不耐性

・これは、いわゆる「嗅覚過敏」というものがメインで、「特定の匂いを過剰に強く感じ、吐き気や頭痛、ストレスを引き起こす」というような症状だと、病院のサイトにはあります。

幻臭症

・幻臭症は、周囲に匂いの元となるものがないのに、焦げた臭いや、悪臭、花のような香りなど、実際とは異なる匂いを感じる嗅覚の異常のことだそう。ストレス、疲労、脳の疾患、またはウイルス感染による嗅覚障害が原因のことが多いそうです。ある病院のサイトでは、「鼻幻覚」という表現も使用されていました。

一般的には、タバコの匂い、アンモニア、燃えるゴム、腐った物、下水の匂いなどの深いな匂いを(その匂いは実際にはないのに)感じることが多いようです。英語では幻臭症を phantom smell (ファントム臭)と呼ぶのだとか。

異臭症

・これは、幻臭症とは異なり、匂いがないのに感じるのではなく、「本来の匂いとは異なる匂いとして感じる」ものだそう。

> あるもののにおいを嗅いだときに異なるにおいであると感じたり、何のにおいを嗅いでも同じにおいとして感じたりという症状
kobe-shinkyu.jp

などがあるようです。

原因は明らかになっていないですが、風邪などの感染症の後に起きることも多いようです。

今回ご紹介する記事では、新型コロナとの関連にふれられていますが、それにしても、調査した 40%が何らかの嗅覚か味覚の異常を報告しているとして、「自然のコロナには人口の 40%も罹患していない」ですので、自然感染以外の何らかの他の理由もあるのかもしれません。

スパイクタンパク質が原因であるならば、当然、ワクチンもその原因となり得るとは思いますが、理屈上はどうであれ、それを実証したデータは今のところは乏しいです。

また、論文には、

> 影響を受けた人の 48%から 62%では、症状は変化しないか悪化しており

とあり、長く影響を受け続けている人が多いようです。

オーストリアの報道をご紹介します。




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COVID-19 との関連性? オーストリア人の10人に4人が味覚や嗅覚を失ったり、ほとんど感じられなくなったりしている

Covid-Zusammenhang? Vier von zehn Österreichern schmecken oder riechen nicht oder kaum mehr
sn.at 2026/04/07

 

新型コロナのパンデミックの影響か?

オーストリア、ドイツ、スイスでは、多くの人たちが嗅覚や味覚の喪失を経験していると報告している。その割合は約 40%に上る。これは、3か国の 2,340人の参加者から収集した調査データを分析した研究結果だ。

この科学的研究は、2025年1月にオーストリア(参加者 1,023名)、ドイツ(参加者 1,031名)、スイス(参加者 286名)の 18歳以上の成人を対象としたオンライン調査によって実施された。

その結果は、European Archives of Oto-Rhino-Laryngology (欧州耳鼻咽喉科学アーカイブ)誌に掲載された。

著者には、オーストリアの専門家であるクリスチャン・ミューラー氏(ウィーン医科大学)とアンドレアス・フーベル氏(チロルクリニック)が含まれている。

著者たちによると、主な調査結果は以下のとおりだった。

回答者の 40%が少なくとも1つの症状を報告しており、最も多かったのは嗅覚不耐性(29%)、幻臭症(実際の原因のない嗅覚知覚、27%)、および異臭症(嗅覚知覚の変化、19%)であった。

幻臭感覚は、生活の質に最も頻繁に悪影響を及ぼしているようだ。

 

ドイツとオーストリアにおける頻度はほぼ同じ

参加国別の内訳を見ると、オーストリアはドイツと最も類似している。スイスでは、一部の疾患の発生頻度が高かった。

オーストリアの参加者の 10.7%が嗅覚の喪失を報告した(ドイツ:12.2%、スイス:11.5%)。オーストリアの参加者の 17.5%(ドイツ:19.8%)とスイスの参加者の 23.8%が嗅覚の変化を訴えた。

オーストリアの参加者の 25.5%が「幻の」嗅覚に悩まされており、これはドイツの 25.6%、スイスの 33.9%と比較して低い割合だった。臭いに対する不耐性は、オーストリアとドイツではともに 27.9%が感じていたが、スイスに限るとこの数字は 39.5%にまで上昇した。

 

かなりの割合の人が味覚障害を抱えている

オーストリアでは回答者の 16.4%が味覚異常を経験したと回答したのに対し、ドイツでは 19.1%、スイスでは 26.9%だった。一方、オーストリアでは 61.9%、ドイツでは 59.5%、スイスでは 52.1%の回答者がそのような問題はなかったと回答した。

嗅覚障害や味覚障害を抱える人の割合が高いことと、新型コロナのパンデミックとの間には、何らかの関連性がある可能性も考えられる。

研究者たちは、調査結果を次のようにまとめている。

影響を受けた人の 48%から 62%では、症状は変化しないか悪化しており、持続的な機能障害による大きな負担を示している。スイスの回答者は、オーストリアやドイツの参加者よりも、異臭症(嗅覚異常)、幻臭症(現実世界に根拠のない嗅覚)、嗅覚不耐性、味覚障害を著しく多く報告しており、これは新型コロナウイルス感染症への曝露状況やパンデミックによる制限の違いを反映している可能性がある。




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