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ニュージーランドの海岸に多数のクジラが打ち上げられる。145頭が安楽死処分などにより死亡

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11月26日の英国BBCの報道より


Whale stranding in New Zealand leaves 145 dead




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ニュージーランドの南部にあるスチュワート島という島の海岸に、「多数のクジラが漂着する」という出来事が起きました。

スチュワート島に漂着したクジラたち


Department of Conservation of New Zealand

スチュワート島の場所

Google Map

打ち上げられたのは、ゴンドウクジラで、島の南側の海岸で 2キロメートルにわたって打ち上げられていたそう。

その後、ニュージーランド環境保全省の地域担当局は、生きて海に返すことは事実上不可能として、「安楽死処分をおこなう」と発表しました。

死亡したクジラの数は、145頭だったとのこと。


Department of Conservation of New Zealand


Department of Conservation of New Zealand

この数日前にも、ニュージーランドの別の場所で 4頭のコセミクジラが打ち上げられて死亡しているのが発見されています。

ニュージーランドは、もともとクジラの座礁は多いですが、年間の平均座礁数は 85頭ということですので、今回のように 1度で 145頭が座礁するという事例はそれほどないことかもしれません。

ただ、ニュージーランドでは、2016年に、「 416頭のクジラの座礁」という非常に大きなクジラの大量死が起きていて、以下の記事で取りあげています。

https://earthreview.net/most-largest-whale-stranding-event-in-new-zealand/

その後、あまり大きなクジラの座礁例は聞きませんでしたが、今回また、大量のクジラの座礁という出来事が起きました。

クジラの大量座礁の原因については、今でも科学的に確定的な説明はなく、基本的にはすべての大量座礁は「原因不明」ということになっています。

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