地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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ブラジルで稀少な超高層の放電現象「ブルージェット」が史上初めて鮮明な映像として記録される

   

2017年3月13日 ブラジルのカンピナ・グランデ

Diego Rhamon / BRAMON

以前はその存在さえ信じられていなかった超高層大気で発生する光学現象のいくつかが、最近になって写真などに収められるようになりました。

その中でも「ブルージェット」と呼ばれる光学現象は特に珍しいもので、記録に収められることがとても少ないもののひとつです。

昨年は、下のふたつの記事でご紹介したことがあります。

宇宙に向けて放たれる「青い雷」:いまだにメカニズムが解明されていない超高層放電現象「ブルージェット」の極めてクリアな画像が撮影される (2016/04/02)

flickr.com

記録にある中で最も鮮明かもしれない超高層雷放電現象「巨大ジェット」が中国で写真に収められる (2016/08/19)

・Spaceweather

 

最初のはオーストラリアのもので、次が中国で撮影されたものでした。

これらの画像でも、これまでと比較して非常に鮮明なブルージェットの様子が撮影されたものでしたが、この3月、ブラジルで、さらに「派手なブルージェット」の様子が鮮明に収められました。

そして、これは動画にも収められたのです。

何とも言えない部分はあるのですが、ブルージェットの発生した瞬間が、これだけ鮮明な映像に収められたのは、これが初めてのことではないかというように思います(違ったらごめんなさい)。

今回はそれをご紹介させていただきます。

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下が、その動画です。

実際の発光時間は、動画の最初にある 0.5秒などの、ほんの一瞬で、その後はスローモーションになっています。

 

撮影されたのは、ブラジルのカンピナ・グランデという場所で、ブラジルにおいて、この気象現象が撮影されたのは、これが初めてだと報じられています。

・Diego Rhamon / BRAMON

拡大しますと、上部の構造などもかなりはっきりとわかります。

・Diego Rhamon / BRAMON

なお、この「超高層の放電現象」は、他にもいくつか分類されていますが、一般的に観測が認められるものは、

・スプライト(sprite) – 中間圏付近で見られる。主に赤系統の色をしている。

・エルヴス (elves) – 中間圏上部や熱圏下部で見られる。水平に広がる発光。

・ブルージェット (blue jet) 成層圏上部付近で見られる。青系統の色で、細長い形をしている。雷雲から上に伸びる。

になります。どれも撮影されることは珍しいですが、ブルージェットの鮮明な画像というのは実に珍しいものです。

そして、どの現象も、科学的な発生要因についてはわかっていません。

それにしても、この1年間だけで3回もブルージェットが撮影されているというのは、撮影技術が向上したのか、現象自体が増加しているのか、そのあたりはよくわからないですが、ほんの十数年までは「オカルト」として一蹴されていたこれらの現象も今では、「確認された日常に存在する光の現象」となっています。

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