9月7日 吹雪に見舞われた米国コロラド州エバーグリーンで雪の中に佇むバイソン
・AP、Fox News
アメリカの気候がムチャクチャです。
アメリカのコロラド州では、9月8日に「 1日で 40℃気温が下がった」と報じられています。
・24時間で約40度の気温変化に見舞われた米コロラド州 (Newsweek 2020/09/09)
その状況は、以下の CNN の報道などに記されています。
熱波の2日後に寒波到来 猛暑一転、強風雪に 米コロラド州
最高気温 38度の記録的な猛暑に見舞われた米コロラド州デンバーで、9月8日にかけて天候が激変し、記録的な寒波の到来が予想されている。
デンバーは 5日の最高気温が 38.8度に達する記録的な猛暑を観測し、6日も 37.2度の暑さが続いた。しかし 8日の最高気温は「 2.7度」まで急落すると予想されている。
米国立気象局は、7日夕刻から寒冷前線に伴う強風が吹き、雨や雪になると予想。山間部などではかなりの積雪が予想され、デンバーの都市圏などでも 8日朝にかけてみぞれ混じりの雪が降る見通し。 (CNN 2020/09/08)
38℃という記録的猛暑の 2日後に「雪」ですよ。
アメリカの歴史でも、ここまで激しい気象の短期間での変化はこれが初めてのことではないのでしょうか。
そして、アメリカの 9月7日は「労働者の日」の祝日であるレイバー・デイという国家の祝日なのですが、この日から次の日にかけて、
「アメリカの複数の州に雪が降った」
のです。
その多くの場所が、前日前々日まで記録的な猛暑に見舞われていたのですが、今度は唐突に「夏の雪」です。
以下は、コロラド州デンバーの 9月7日の「1日の気温の変化」です。
2020年9月8日のコロラド州デンバーの 24時間での気温の変化
・Kathy Walsh
コロラド州とモンタナ州が最も激しい気温の変化があったようですが、雪に関しては、メディアによれば、コロラド州、モンタナ州、ワイオミング州、サウスダコタ州などで観測されていたようで、各地で「 9月上旬とは思えない光景」が出現していたようです。
2020年9月7日 労働者の日の米国各地
9月7日 ワイオミング州ローリンズ
・rawlinstimes.com
9月7日 モンタナ州ミズーラ
・NBC News
9月7日 モンタナ州
・KTVH
9月7日 コロラド州ジョージタウン
・Fox News
9月7日 ワイオミング州ジャクソンホール
・Jackson Hole
そして、アメリカ西部は、以下の記事でご紹介しましたように、猛暑による山火事に歯止めが効かなくなっています。
さすがに、ここまで奇妙で異常な天気の状況をアメリカの中だけで見たことはこれが初めてのような気がします。
しかし、こんな気温と気象では、農作地も再度のダメージを受けているのではないでしょうか。