地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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イタリアは地震の時代に:8月に続き、またしても中部で「二時間のあいだに連続して二回の大地震」が発生

   

地震で周囲の町並みが崩壊したイタリア中部のサン・セバスティアーノ教会

san-sebastiano-churchGuardian

 

8月に地震で大きな被害を出したイタリア中部で、その震源と非常に近い場所(おそらく同じではないと思います)で、10月26日、またも大きな地震が、しかも、2回続けて発生しました。

10月26日のイタリア地震の震源
italy-earthquake-map10GFZ

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イタリア中部は非常に不安定な地質活動が続いていまして、先行きが懸念されていましたが、8月の地震と同じ程度の規模の地震が発生したことにより、地質の不安定さがさらに鮮明になっています。

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冒頭のサン・セバスティアーノ教会は、ミラノにも同じ名前の有名な教会がありますが、これはイタリア中部のカステルサンタンジェロ・スル・ネーラという町にある小さな教会で、崩壊する前は下のような趣を持つ建物でした。

地震以前のサン・セバスティアーノ教会とその周辺

san-sebastiano-beforesibilliniweb.it

 

これを書いている時点では、建物の被害は甚大ながら、数名の負傷者が確認されている他は、死者は報告されていないとのことです。

 

倒壊したいくつかの建物

earthquake-italy-perugiaEXPRESS

 

collapse-it2BBC

 

it-quake-02
Daily Mail

 

ただ、写真を見てもおわかりの通り、地震発生が夜間で、まだ暗いままの状況からの報告ですので、これだけ建物が倒壊していたりしていることを考えますと、明るくなってから明らかになる被害報告もあるかもしれません。

8月の地震でも、ずいぶんと時間が経ってから、多くの人たちが瓦礫の中から救出されていました。

その 8月の地震の後、イタリア中部では、いわゆる余震と見られる地震が続いていまして、そして、「まったく終息していかない」ということになっており、ついには、余震の数が 17,000回を超えたということを、

イタリア中部地震の余震回数が2カ月で「17000回」に達する
2016/10/23

という記事で書きましたが、その中に、

これらの地震活動が「単なる余震なのか」という意見も出てきても不思議ではなく、要するに、何かまだ新しい地質活動が続いている最中ではないのかというような考え方もなくはないです。

日本の最近の地震もそうですが、これまでのような「本震と余震」という考え方だけでは対処できない局面も今後さらに多くなる予感もあります。

というように記していまして、つまり、現状では、大きな地震の後に続く地震を、まとめて余震としてとらえる傾向がありますが、そうではなく、

「起きていることは、進行している地質活動の中での何度かの地震」

というような考え方もできるのではないかと思います。

これは日本でも同じで・・・というか、あるいは日本のこの5年間くらいは「進行し続ける地質活動」が、時折大きな地震という形で出現しているに過ぎないということも考えられるのかもしれません。

世界的に地震活動が増加し続けていることは事実なのですから、世界中でこれからも、ある程度はこのような地震の繰り返しが続くのかもしれません。

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