地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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琵琶湖の異変は続く……「ハスの絶滅」に続き、鮎が消え、藻は異常繁殖と消滅を繰り返している。7年前の「謎の湖底からの噴出」との関係は?

   

2017年6月25日の京都新聞より

kyoto-np.co.jp

2017年4月24日の産経新聞より

sankei.com

2016年07月02日の京都新聞より

kyoto-np.co.jp

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昨年の夏、琵琶湖、あるいは岐阜や滋賀の他の地域も含めて、「湖からハスが消えた」という出来事が起きました。

そして、今年になり、専門の調査チームは、結論として、

「琵琶湖のハスは復元不可能」

として、事実上の「琵琶湖からのハスの絶滅」を宣言したことを、

2016年に突然消滅した琵琶湖のハスは「絶滅」した模様。専門家が「粘土層の消失やメタンガス濃度の上昇で復元は不可能」と結論。……日本列島の下で何が起きているのか
 2017/06/03

という記事でご紹介しました。下のような報道です。

琵琶湖ハス消滅「復元不可能」 専門家報告書、粘土層が消失

京都新聞 2017/06/01

滋賀県草津市は31日、昨夏に烏丸半島で消滅したハスに関する調査結果を発表した。姿を消した主な原因として、土質の変化による粘土層の消失やメタンガス濃度の上昇などが挙げられた。

報告書では、19年前の県の調査結果と比較し、ハスの生育に適した粘土層が波などの浸食の影響を受けて15~39センチ消失していた。また、地中のメタンガス濃度は5~8倍まで上昇しており、地下茎の成長を阻害した可能性を示した。

消滅には複合的な要因があり「かつての状態に戻すことは不可能である」とした上で、生育環境のモニタリング調査など試験的な対策の必要性を指摘した。

実は、琵琶湖には、このハスの件だけではなく、今年、「いろいろな異様」が起き続けています。

それらの報道を続けてご紹介しておきます。

どれも原因がわからないものばかりですので、報道の羅列ということになりますが、ただ、最近の琵琶湖の異変でふと思い出すのは、今から7年前の 2010年に、「琵琶湖の湖底から何かが噴出している」ことが確認されたことです。それは下のような報道でした。

湖底堆積物吹き上げ 高島沖などの深層部計1.3キロ

京都新聞 2010/02/26

琵琶湖・北湖深層部の2カ所で、土砂など湖底の堆積物が吹き上げられている現象を、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターが初めて確認し、撮影に成功した。湖底からの堆積物の吹き上げは全国の湖沼では報告例がないという。地殻変動や、地下水やメタンガスの噴出など、複数の原因が考えられるという。

確認されたのは、高島市沖約5キロ地点と安曇川河口付近の水深100~90メートル地点で、それぞれ長さ900メートル、400メートルの計約1・3キロにわたっていた。湖底から土砂が吹き上がっており、高さ1メートル超の大きな土煙も確認できたという。

調査を行った熊谷道夫環境情報統括員によると、原因は・湖底の地殻変動の影響・地下水の噴出・メタンガスの噴出・強い水流-の可能性があるという。

地質的にも重要な位置にある琵琶湖の下あたりで何か進行しているのかもしれないという気もしないでもないです。

少し今の琵琶湖は「異常が多すぎる」気がします。

それでは、冒頭並べたうちの2つのニュースを続けてご紹介します。

ひとつは、藻が増え続けていた琵琶湖から「急に藻が消えた」という出来事と、もうひとつは「鮎が消えた」というニュースです。

どちらの報道にも、

> 「原因はよく分からない」

> 原因の特定には至っていない。

という表記があり、今までの考え方では解決できない何かが進行しているようです。

琵琶湖の漁網、急に汚れ改善 理由分らず「気持ち悪い

京都新聞 2017/06/25

例年にない漁網の汚れが問題になっていた琵琶湖で、5月以降、急に網の汚れがなくなる現象が各地でみられている。汚れは付着する藻類が原因で、夏に向けて悪化すると見込まれていただけに「きれいになるのはいいが、理由が分からず気持ちが悪い」と漁業者が首をかしげている。

網の汚れは、えりが「付着ケイ藻」の増殖、刺し網が糸状の「緑藻」の付着が原因で起こるとされる。今年は「田んぼにつけたようにドロドロになる」と言われるほどのひどさが問題となっていた。

ところが19日の漁業関係の会議では「先月から、入れる前よりきれいじゃないかと思うほど網が汚れなくなった」(高島市・百瀬漁協)との報告が相次いだ。刺し網の汚れも改善した漁協もあり、「きれいすぎて、気持ちが悪い。何か起こるんじゃないかと不安になる」(大津市・堅田漁協)との声も出た。

滋賀県水産試験場は「汚れについての相談はまだある。場所や地形によって状況は違うのではないか」と指摘。ケイ藻は水温が上がると増殖しにくくなるが、急速に改善するのは考えにくいという。不漁だったアユの漁獲が回復に転じた時期とも重なり、アユが網の汚れを食べている可能性も考えられるが「原因はよく分からない」としている。

琵琶湖からアユが消えた 昨年比10分の1…「45年漁師やってて初めて、最悪や」“異変”の正体は?

産経WEST 2017/04/24

琵琶湖のアユがかつてない不漁に陥っている。

昨秋にはアユの産卵量が平年値の倍以上観測され、今年初めからの漁でも豊漁が期待されたが、ふたを開けてみれば漁獲量は昨年の10分の1程度。深刻な事態を受けて滋賀県が原因を調査したところ、気候の影響で成育が遅れているらしいことがわかったが、他にも植物プランクトンの大量発生が影響している可能性も指摘され、原因の特定には至っていない。

「早くなんとかしてほしい」。中には休業に追い込まれた漁師もおり、漁協関係者らはいらだちを募らせる。果たして、琵琶湖のアユはどこへ消えたのか。

「45年漁師をやっているけど、こんなことは初めて。最悪の事態や」

 大津市でアユ漁を営む竹端五十夫さん(62)はこう嘆く。船を出してもアユがほとんど捕れないため、アユ漁を一時休業し、フナ漁に切り替えた。

 「隣の漁師はまだ続けているけど、捕れても1回当たりに1~2キロ。船のガソリン代の方が高くついてしまっている。もうどうしようもない」

 琵琶湖のアユ漁は毎年12月から始まり、年明けから本格化する。県漁連によると、今年は1~3月の琵琶湖の活アユ漁獲量が1051キロで、昨年同時期(1万2377キロ)の10分の1以下だった。

 

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