地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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ハワイ・キラウエア火山の活動が激化。以前は稀だった「海にマグマが流れ込む」状態が恒常化し、規模も最大級に

   

キラウエア火山から流れる溶岩 2017年2月1日の報道より

Lava Pours Steadily From Hawaii’s Kilauea Volcano

ハワイにあるキラウエア火山は、1983年以来活動が続いており、断続的に溶岩を流し続けている火山ですが、今年になってからのその活動ぶりが非常に顕著になっています。

冒頭の写真はウォールストリート・ジャーナルの報道からですが、このように「激しい溶岩の噴出が絶え間なく」続いていて、それが海へと流れ込んでいます。

その激しさは、おそらく過去 34年(それ以前は記録がよくわかりません)の中で最大の頻度と噴出量となっているかもしれません。

キラウエア火山
・Google Map
 
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現在の活動について、これがどれくらい激しいものかということに関しては、たとえば、キラウエア火山 Wikipedia には、

観察ツアーも存在し、運が良ければ、ゆっくりと流れる溶岩を目の当たりにできる。(略)

最近では赤く流れる溶岩が海に流れ込む光景は、あまり見ることができなくなったが、2008年3月にオープンしたカラパナ溶岩流見学エリアでは、比較的この海に流れ込む溶岩を見ることのできる確率が高い。

というように書かれてあるのですが、今年はもう、「運が良ければ」というようなことはなく、常に噴出しっぱなしというような状態となっていて、今年1月には、下のような激しい写真も撮影されています。

キラウエア火山 2017年1月5日

Kirill Vladykin

こうなってくると、「観光ツアー」といえども、やや危険を伴う面もないではなさそうです。

下は、ウォールストリートジャーナルで紹介されていた動画です。

 

なお、冒頭の写真の溶岩の「サイズ」ですが、左下に「船」が映っているのがおわかりでしょうか。これは観光船だと思いますが、その船の大きさから、比較されると、その規模がおわかりかと思います。

WSJ

上空から撮影した光景は下のようになります。

・USGS/WSJ

溶岩の噴出の激化が、今後の何かを語るものなのかどうかはわからないですが、キラウエア火山の「地下」で激しい活動が生じているということは確かなのかもしれません。

ちなみに、アメリカ地質調査所(USGS)によれば、この海に流れ込んでいるキラウエア火山のマグマの温度は 1,160 ℃だそうです。

海底火山の噴火などを含めて、もし世界中の多くの海域でこのような噴火が同時に発生して、このような温度のマグマが大量に海の中に流れ込むというようなことになれば、海には大きな変化が現れることも事実のようです。

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