地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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イタリア地震の2016年8月からの余震の数が「4万8000回」を超える

   

2016年8月24日のイタリア中部地震の前後の同じ場所

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昨年 8月24日にイタリア中部で発生した、最大マグニチュード 6.2の地震では 247人の方が亡くなりましたが、その後も、昨年10月にはマグニチュード 5クラスの地震が何度か発生し、2017年になっても 1月18日に、やはりマグニチュード 5クラスの地震が発生して、被害が拡大しています。

これらが意味するところは、「本震から半年近く経っても、まったく収束の気配が見えていない」ということになりそうです。

1月18日の地震も、昨年の 8月と 10月の地震と同じエリアで起きたものでした。

2016年8月と10月のイタリア中部の地震の震源

・GFZ

そのイタリア中部の昨年8月からの「余震」の回数が、今年 1月21日までに、何と 4万 8000回を超えたことがわかりました。

今回はその経緯を、ご紹介しようと思います。
 
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以下は、昨年 8月24日に M6.2の地震が発生する「前日」から、今年 1月21日までのイタリア中部の地震の発生の累積を示すものです。

データは、すべてイタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)のものです。

地震が起きる前日の 8月23日には「地震の発生ゼロ」だった場所が、すさまじいペースで見舞われ続ける様子がわかります。

大地震発生前日の2016年8月23日からのイタリア中部の地震の推移


 

 

 

 
INGV

 

地震などまったくない日常が、ある日を境に「毎日地震が起きるような生活」へと一変していく様子がうかがえます。

「突然、日常が変わる」ということに関しては、どの地域の大地震でもそうかもしれませんが、ただ普通は少しずつ地震は終息していますが、イタリア中部には「終息の気配がない」のです。

なお、48200回の地震の内訳は、ほとんどがマグニチュード3未満のものですが、

・マグニチュード3から4の地震 960回
・マグニチュード4から5の地震 57回

となっていて、被害レベルとなるマグニチュード 4から 5の地震もかなりの頻度で発生していたことがわかります。

このイタリア中部に関しては、いろいろな地質的な異変も存在していまして、今後どうなるのか、今ひとつわからない面はあります。

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