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中国海南省でかつてない規模の魚の大量死。その魚たちはその場所には生息していない正体不明の種

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2016年5月5日の中国日報より

china-hainan-do1海南省海紅城湖現大量死魚

 

中国海南島の海口市にある紅城湖という湖で、少なくとも 35トンに上る魚が死亡して湖岸に打ち上げられるという出来事がありました。

近隣の住民たちは湖の水質汚染が原因ではないかと警戒していますが、中国当局は、この大量死は化学汚染などとは関係がなく、潮によって魚たちが流され、その際の塩分濃度の変化によって大量死を起こしたと見解を述べています。

中国 海南省 海口市の場所
china-hongcheng-mapGoogle Map

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なお、打ち上げられた魚の種類については「不明」のようです。このあたりに住む住民も打ち上げられた魚の種類は初めて見たものだったようで、つまり、どうやら「別の場所に住む魚がここで大量に死亡した」という、そのあたりはやや不思議な出来事にもなっています。

湖岸に魚が打ち寄せられた紅城湖というのは、ふだんは下のような美しい湖のようです。

紅城湖

hongcheng-lake-01詩韻紅城湖

 

それが下のような光景となってしまいました。

2016年5月4日の紅城湖

hongcheng-lake-2016ahk.on.cc

 

hongcheng-lake-02aol.com

 

当局が「汚染が原因ではない」と発表した後も、住民たちは、基本的にはその発表に対して懐疑的であり、汚染によるものではないかと疑っていることが冒頭の中国の報道などに記されています。

現実、中国では水の汚染での大量死が多いですからね。

昨年は、天津で魚が大量死を起こした際には、水質検査で基準の 277倍のシアン化毒物が検出されたこともありました(報道)。

それに類した汚染での大量死は、報道されないものも含めて、多々起きているとは思います。

また、中国で報道されているのかどうかはわからないですが、最近、ベトナムで魚が大量死を起こした件で、住民たちが「大量死は製鉄所の排水による水質汚染が原因だ」として、抗議デモが発生しています。

ベトナムで魚大量死、製鉄所排水原因か 全国で抗議デモ

朝日新聞 2016/05/02

ベトナム中部の沿岸部で魚が大量死する事案が相次ぎ、住民に不安が広がっている。この地域のハティン省にある台湾系企業の製鉄所からの排水が原因との見方が出ており、首都ハノイなど全国各地で1日、会社や政府の対応に抗議するデモが起きた。

「製鉄所は出て行け」「経済より環境が大事だ」

ハノイ中心部では1日午前、数百人の住民が集まり、抗議の声を上げて市内を練り歩いた。参加した市民は「怖くて魚は食べられない」「子どもたちに障害が出たらどう責任をとるのか」と不安を口にした。

このベトナムの場合も、汚染が原因かどうかはわかっていないのですが、どこの国の人たちも、「汚染」という概念が潜在的にいつもあり、何か起きた時には、それと直結して考える部分があるようです。

私自身は、世界的に魚の大量死が増えているのは「藻の増加」と関係しているとは思いますが、では、なぜ、藻がそんなに世界中で増加しているのかということについては、よくわからないとしか言いようがないです。

この「藻」と関連した記事は、

「大量死が著しく増加している原因」も「アルツハイマー病が著しく増加している原因」も、どちらも同じ理由が絡んでいるかもしれない — それは「世界中で増大する藻=シアノバクテリア」 (In Deep 2016/02/21)

現在進行中の世界気温と水温の異常高温化からふと思った「高温化の本当の恐怖」 — それは「藻とアルツハイマー病の増加の関係」と、世界的なジカウイルスの蔓延 (In Deep 2016/03/14)

などにあります。

世界中の水域に「藻」が増加すると、魚の大量死も発生しやすくなるでしょうし、そして、それらの海洋生物が「食物連鎖」に入った時に、最後のあたりにそれを食べるのは人間ということになりまして、そして、上にリンクした記事にもありますが、藻は、アルツハイマー病の発生と強い関連があることがイギリスの研究で示されています。

そういう意味では、魚の大量死の増加というのは、人間社会での「認知症の増加」と関係しているものなのかもしれないのです。




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